グルージャ盛岡vs札大GP:観戦レポート

地域リーグ決勝大会2日目第2試合はグルージャ盛岡と札大GPが対戦した。グルージャ盛岡は1日目、地元の藤枝MYFCと対戦してPK勝ち。先制しながら追いつかれる流れだった。一方、札大GPも1試合目は先制から追いつかれている。こちらは更にPK戦を3人で終わらせられる屈辱的な敗れ方。さらには池内友彦監督兼選手が退場させられて出場停止ときている。気持ちの面でベストを尽くすのが辛いと思われた両チームの対戦となった。
朝から降り続けていた雨はここでさらに強くなっていた。

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札大GPが先制

試合の主導権を握ったのは札大GP。札大GPは豊富な運動量を武器に早いプレスと早い動き出しでグルージャ盛岡を翻弄する。
1日目の三洋電機洲本戦でも同じ様な状況を作り出したが、この盛岡戦は少々違っていた。三洋電機戦の札大GPは攻め急いでいた印象があったが、この試合は非常に落ち着いていた。ボールを奪った後も直ぐに前へ出すのでなく、時には横パスを選択するなどチーム全体で単純に緩急を使い分けていた。池内の不在があらゆる面でマイナスへ作用するだろうと思われていたが、むしろチームとしての団結力を強めることになっていた。
攻め続けた札大GPは30分、カウンターから左サイドを起点に中央へボールを送る。中央でボールを受けた10若山泰之はそのままシュートを放っても得点のチャンスがあったが、パスを選択した。若山は最終ラインの裏に走りこんでいた18工藤駿へとボールを送った。山なりに送られたボールはピタリと工藤の足元へ収まる。ボールを受けた工藤は中途半端に飛び出していた相手GKを簡単に避けてそれをゴールへと送り込んだ。

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まずは札大GPが勢いそのままに先制した。札大GPは豊富な運動量を武器に攻守でグルージャ盛岡を圧倒。全くと言っていいほどグルージャ盛岡に隙を与えなかった。
グルージャ盛岡のチャンスは35分。右サイド後方から6市村瞬がゴール前最終ラインの裏にボールを放り込む。送られたフィードに13加藤浩史が飛び出して足を伸ばした。触れば1点もののビッグチャンス。しかし加藤がボールに触れることは叶わなかった。

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試行錯誤のグルージャ盛岡

後半に入るに当たり、藤枝の雨はさらに強さを増した。雲も分厚くなり、とうとう照明が点灯される程になった。
後半にはいると、試合の主導権は徐々にグルージャ盛岡へと渡される。グルージャ盛岡は1日目と同様に縦方向でパスを繋いで札大GPを崩しにかかった。
ところがグルージャ盛岡は攻めど攻めど札大GPの守備をこじ開けることは出来ない。グルージャ盛岡は楔のパスを入れた時点で札大GPの守備にあい、まともに攻撃が組み立てられなかった。
組み立てられないならばと、グルージャ盛岡は放り込みサッカーにもシフト。しかしながら、それでも状況は変わらない。トップの選手にボールを預けることが出来ないので決定的な場面を作るのは難しかった。
ロスタイム、グルージャ盛岡はゴール前で13加藤浩史がポストとなって左へ展開。7上山愛史にボールが渡ると上山はそのままペナルティエリアに侵入し、ゴール右隅を狙った。枠を捉えたシュートだったが、GK川本が片手一本でセーブ。詰めていた加藤に対しても札大の守備がきちんと対応して乗り切った。

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守りきった札大GP!地域決勝初勝利

結局、グルージャ盛岡は札大GPの守備を崩せないまま試合終了を迎えてしまった。公式記録ではグルージャ盛岡が放ったシュート6本。前半3本と後半3本の合計6本だ。いかに札大GPが球際で強かったかが数字となって表れている。
荒天でも衰えることなく、最後までボールを追いかけ続けた札大GPが1ー0で勝利。若さを全面に押し出して2位に浮上。一次ラウンド突破へ大きく前進した。
試合後、まるで優勝したかの様に喜びを爆発させた札大GPの選手たち。まだ何も手にしていないのだから喜ぶのは早いと、ついつい横槍を入れたくなってしまった。札大GPはこれが決勝大会初勝利。北海道代表としては何年ぶりの勝利になるのだろうか。札大GPは歴史的1勝を藤枝の地で刻んだ。

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