ゆめ半島千葉国体サッカー成年男子第2回戦結果

ゆめ半島千葉国体2010サッカー競技成年男子2日目が行われました。前回優勝の京都府が秋田県に敗れる波乱。波乱とはいえ、京都府が佐川印刷SCなら秋田県は同じJFLのブラウブリッツ秋田と東北1部の秋田FCカンビアーレが主体の選抜チームなので何かしら不思議ではありません。tonan前橋が主体の群馬県はヴァリエンテ富山富山新庄クラブが主体の富山県に2-0で勝利。リハーサル大会であった昨年の全国社会人サッカー選手権大会に続いての準決勝進出となりました。ソニー仙台FCの宮城県は長崎県にPK戦を制して勝利。開催地千葉県は東京都に後半ロスタイムの決勝弾で勝利しています。
京都府 1-2 秋田県
富山県 0-2 群馬県
長崎県 1(4PK5)1 宮城県
東京都 0-1 千葉県
準決勝からは市原臨海競技場での開催となります。いずれも東北vs関東の構図となりました。
12:30 秋田県 vs 群馬県 市原臨海
10:00 宮城県 vs 千葉県 市原臨海

東京都vs千葉県:これが雨の勝負だ。千葉県がロスタイム弾で劇的勝利

第1試合は関東代表東京都と開催地千葉県の一戦。優勝候補にも名を上げられる東京都と開催地の対戦という好カードとなった。東京都は第1回戦で高知県に4-0で圧勝。かみ合わないながらもCKから4点を奪って快勝した。千葉県は第1回戦で来年の開催地山口県に1-0で競り勝った。目の前で千葉県少年男子敗れているだけあって早くも地元の期待を託されることとなった。
試合は土砂降りで水溜りだらけのピッチを考慮した戦いを強いられた。前半は東京都が圧倒する。東京都はピッチコンディションを考慮してか最初からサイドの高い位置に積極的にボールを放り込んで攻撃の起点とする。全く攻撃を組み立てられない千葉県を押し込み続けた。前半30分には13本橋亮太がゴール前でボールを受けて至近距離でシュートを放つが失敗に終わった。

$ここからJリーグ-東京千葉

千葉県は中盤から丁寧にパスをつないで攻撃を組み立てようとする。しかしこのピッチコンディションではボールがすぐに止まってしまう。全くと言っていいほど攻撃の形を作れないまま前半を折り返した。
後半に入るとようやく千葉県がピッチコンディションを考慮した戦い方を仕掛けてくる。それは要するに遠目からのフィードやミドルシュート。東京都もそれを前半から繰り返しているのだから単調で退屈なサッカーになってしまったのは仕方がない。必死だとか一生懸命という抽象的な表現が似合う攻め合いが繰り広げられた。
後半14分、東京都は左を起点にファーサイドへボールを送ると本橋がゴール前フリーでシュート。丁寧に捉えたシュートだったが、ボールはゴールをわずかに外れた。

$ここからJリーグ-東京千葉

千葉県も負けていない。千葉県は後半27分にクロスバーを叩くシュートを放つなど東京都と互角のチャンスを量産する。あと一歩が及ばな

$ここからJリーグ-東京千葉

かった。
スコアレスのまま本大会初の延長戦へ突入するのか。スポレクはグラウンドに仮設スタンドを設置しただけの会場となる。屋根もなく観戦する方もうんざりな天候だっただけに、迎えた結末は中立で見ていた者としても嬉しかった。
後半ロスタイム。千葉県はゴール正面右寄り遠目の位置でFKを得る。7蓮沼剛がこれをゴール前に放り込むと、PA内で混戦となる。重くなったボールに水溜りの人工芝。まるで小学校の体育の授業の様にボールをつつき合っていると、そこに再び蓮沼が走りこむ。蓮沼は後方から勢いそのままにボールを右足で叩くと、ボールは勢いを殺しながらもゴールネットを揺らした。試合はこのまま終了。千葉県がタフな試合で劇的な勝利を収めた。

ここからJリーグ-東京千葉
ここからJリーグ-東京千葉

長崎県vs宮城県:意地の消耗戦はPK戦の末に宮城県が勝利

第2試合は長崎県と宮城県の一戦。長崎県は初戦で愛知県と対戦。1点を守りきる徹底したカウンターサッカーで愛知県から勝利をもぎ取った。宮城県は初戦で北海道と対戦。先制して追いつかれる嫌な展開ながら、しぶとく決勝点を上げて勝利した。九州リーグや県リーグのチームで構成される長崎県選抜がJFLのソニー仙台FCに挑む形の試合となった。
試合は引いた長崎県に対して宮城県が攻め込む戦前の予想通りの展開。宮城県第1試合の東京都と同様にサイドの高めの位置を起点に中央で何とかボールを収める。10分には2桐田英樹がゴール正面で絶好機を迎える。しかし桐田が放ったシュートは水溜りに引っ掛かってGKに処理されてしまった。宮城県は前半を通して決定的なシュートを何本か放ってみせた。ところが水含みのピッチとボールをコントロールしきれなかった。

$ここからJリーグ-長崎宮城

長崎県は4バックはもちろん中盤も守備的な布陣を一切崩さない。宮城県の攻撃を上手に防ぎ続けた。攻撃も良く機能していた。前線の4人ほどに任せた攻撃ながら幾度かゴールに迫るシーンを見せる。前半3分には5木藤健太がフリーでミドルシュートを放ったが、ゴールをわずかに外れた。前半は両者スコアレスで折り返す。
後半に入るとようやく試合が動き出す。スコアを動かしたのは圧倒的にチャンスが少なかった長崎県だった。長崎県は左サイド後方でFKを得ると、これを簡単にゴール前へ放り込む。これに対して12栗山裕貴が頭一つ飛びぬけて合わせてみせた。12が放ったヘディングシュートはふわりとした軌道を描いてゴール左隅に吸い込まれる。チームの実力関係からしたら「まさか」というべきだろう。長崎県がいい時間帯で先制ゴールを奪った。

ここからJリーグ-長崎宮城
ここからJリーグ-長崎宮城
ここからJリーグ-長崎宮城
ここからJリーグ-長崎宮城

先制した長崎県はやはりというべきか逃げ切り態勢に入る。国体は35分ハーフなので開始2分の得点と言えど残りは32分。それでも長いかもしれないが、長崎県に迷いはなかった。
先制された宮城県もここで終わるわけにはいかない。左サイドの10麻生耕平を筆頭に粘り強く戦ってゴールを目指す。報われるのは遠い未来ではなかった。後半20分、PA内で11三浦直貴がボールを受けると、それを丁寧にすくいあげる。ボールは一直線にゴール右隅を目指してゴールネットを揺らした。

$ここからJリーグ-長崎宮城

ゲームプランが破綻した長崎県と決勝点が欲しい宮城県。ピッチコンディションが良ければもっと動きのあるフットボールが見れたに違いない。そんな妄想はむなしく、現実は泥にまみれた(人工芝なので泥は付かないが)気持ちの勝負となった。試合は1-1のドローで延長戦へ。
延長戦は前半は宮城県が、後半は長崎県が主導権を握る。覗いたファインダーが実はスカウターになっているのではないだろうか。目に見えて分かる消耗戦はついに90分の死闘を終える。試合はPK戦で決することとなった。

PK戦は止めて外してを繰り返すシーソーゲームに。投げられた賽がどちらを示すのか分からない展開となったが、最後に歓喜したのは白のユニフォーム宮城県だった。

関連ニュース
関連試合
関連レポート

検索

Twitter

Facebook