FC KOREA vs 東邦チタニウム:観戦レポート

関東サッカーリーグ1部。しばららく地域リーグを離れている間に関東リーグはずいぶんと面白いことになっている。2部は浦安SCがぶっちぎりの優勝を果たし、VONDS市原FCを中心とした昇格争いがとても刺激的。1部は優勝候補不在のなか、ヴェルフェたかはら那須FC KOREAtonan前橋が優勝争いを繰り広げ、気がつけば東京23FCまでもが加わっている。先の時間帯に行われたヴェルフェたかはら那須tonan前橋の一戦が引き分けに終わったことにより、tonan前橋の優勝が消滅。FC KOREAは目の前の東邦チタニウムに勝てば勝ち点でヴェルフェたかはら那須に並ぶことになる。ホーム「赤羽スポーツの森公園競技場」で迎えるラストゲームで首位浮上なるか。

この日は外を歩いているだけで汗が垂れ流しになるような気候。16時キックオフとあり暑さのピークは超えていたとはいえ、メンタルコントロールや試合運びといったチームの経験値が非常に重要になる。
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FC KOREA、上位の貫禄

立ち上がりからFC KOREA東邦チタニウム共に積極的に前線へボールを運び、主導権を得ようと試みた。暑くてもか、暑いからこそか、両者よく声が出ていてこの試合に対する気合を感じる。上位対下位という対戦になったが、少なくとも勝ちに行く雰囲気に違いは無かった。

しばらくして試合の主導権をはFC KOREAが掴んだ。FC KOREAは高い位置でボールを奪えている点、その奪ったボールを失うことなく前へ運べている点で東邦チタニウムと差をつけており、その状況から順位表をみるととても納得がいく。前半7分、KOREAの得点者はMF21朴世訓。MF21朴世訓は本日1点目。放り込まれたボールをペナルティエリア内で保持し、1人交わしてシュートを左隅に叩き込む。FC KOREAがあっさりと1点を先制してみせた。
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ホームスタジアムが我が家に近いとあり、FC KOREAは定期的に見ているチームになる。この度は優勝争いに加わっているとあって期待をもって観戦に臨んだわけだが、この期待通りの試合内容だった。FC KOREAは攻撃的なパスサッカーという基本はそのままに、より正確でかつ、自信たっぷりにプレーしていた。これまでの観戦で幾度か目の当たりにしていた手詰まり感を全く感じず、積極的にスペースへ走り込み、豪快にボールを動かせている。前半16分、FC KOREAは左サイドから組み立ててペナルティエリア左側からFW11姜豪がシュートを放ったが、右ポストを叩く。先制の場面もそうだったが、フィニッシュの場面で躊躇なくシュートへ踏み切れるあたりは見ていて気持ちがよい。
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貪欲な東邦チタニウムが同点に追いつく

FC KOREAが上位の貫禄を見せる一方で、東邦チタニウムも少ない機会から貪欲にゴールを狙う。前半11分、東邦チタニウムは右CKから放り込んだボールをMF3志村優が頭で合わせたが、枠を捉えられない。内容は押されていたが、十分にシュートまで展開できているあたりは決して侮れない。そしてこの東邦チタニウムの姿勢が不意に得点へ結びつく。前半34分、東邦チタニウムは遠目から放たれたMF8大塚真澄のシュートが誰かに当たり、ゴールの中へ転がり込む。これは無いだろうとカメラを構えていなかったので撮り逃す始末。勘が鈍ったか・・。
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FC KOREAがしぶとく突き放す

東邦チタニウムが追いついたことで面白くなってきた。攻めるFC KOREAと、一発勝負の東邦チタニウム。サッカーの醍醐味とも言える展開が赤スポに描かれた。追いつかれたFC KOREAはゴールへますますの積極性を見せる。前半40分、FC KOREAはMF8尹星二がペナルティエリア手前で反転シュートを放ったが、枠を捉えられない。
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前半41分、FC KOREAはMF21朴世訓が左斜め45度から強烈なシュートを放ったが、右へわずかに外れる。FC KOREAはシュートだけでなくパスもドリブルも積極的に仕掛ける。その姿勢が次の展開へつながった。
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FC KOREAは前半45分にドリブルからペナルティエリア直前でフリーキックの機会を得ると、そのシュートが相手選手のハンドを呼んでPKを得る。このPKをFW11姜豪が決めて2点目とし、2-1で前半を折り返すことに成功した。
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反撃仕掛ける東邦チタニウム、振り切ったFC KOREA

後半に入ると東邦チタニウムの勢いが増す。東邦チタニウムはなかなかシュートまで持ち込めなかったが、捨て身のディフェンスでボールを奪うと、丁寧にボールをつないで前進する。しばし強引なドリブルを仕掛ける場面もあり、その積極性は前半のそれを凌駕する。
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しかしながらFC KOREA東邦チタニウムの危険さは身に前半で染みたようで、守備において一切の隙を見せない。前半に比べて躊躇なくラインを低く保ち、東邦チタニウムに攻撃の糸口を掴ませない。後半は逆にFC KOREAが少ない機会から攻撃の形を作って見せた。後半8分、FC KOREAは左サイド後方で得たFKからの放り込みにDF33黄永宗が頭で合わせたが、バーを叩いて外れる。
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時間の経過と共にゴール前の場面は乏しくなってきた。原因としてFC KOREAがリスクを伴わなくなってきたという点をあげ、加えてそもそも暑くて無理ができないという点を予想する。

しかし後半のこの展開こそFC KOREAの思惑通りだと後に知ることになった。後半も終盤にはいると東邦チタニウムの勢いは完全に消失し、FC KOREAの確かな技術が際立つようになった。後半35分、FC KOREAはペナルティエリア内でボールを保持したFW9権載龍がしぶとくかつ落ち着いてゴールへ叩き込み、追加点を奪って3-1とする。東邦チタニウムの守備陣はペナルティエリアへの侵入を許していたにもかかわらず足が止まり、失点を許す形となってしまっていた。
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赤スポラストゲーム飾ったFC KOREAが首位に立つ

試合はFC KOREAが3-1で勝利。再び関東リーグの首位に立った。昨年は残留争いから一転して全国社会人サッカー選手権大会を制覇し、たどり着ける最高地点「JFL」が現実の目標となった。今年は関東王者としての出場に手が届きそうだ。試合内容を見ても攻守とも形が明確で状況に応じたバランスも取れており悪くない。残り2試合、果たしてFC KOREAヴェルフェたかはら那須東京23FCを交えた優勝戦線を勝ち残れるか。今年の関東1部は全く目が離せない。

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