横河武蔵野FC vs カマタマーレ讃岐:観戦レポート

日本フットボールリーグ第8節。横河武蔵野FCがホーム武蔵野陸上競技場にカマタマーレ讃岐を迎えた。カマタマーレ讃岐は現在2位につけており、首位AC長野パルセイロの試合結果によっては首位に浮上する。武蔵野陸上競技場特有の牧歌的な雰囲気が勝つのか、カマタマーレ讃岐の勝利への気持ちが勝つのか。このコントラストがJFLらしくてたまらない。天気は晴れで日向だと暑いくらい。風がやや強く、ピッチレベルではわりと影響があったらしい。
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エンジン全開

ムサリク特有の牧歌的な雰囲気にヌクヌクとしていると、あっさりと試合が動く。前半5分、カマタマーレ讃岐は左サイドを駆け上がったMF20アンドレアがゴールライン付近までえぐり、マイナス方向の折り返しをMF8大沢朋也が足元で合わせて押し込んだ。
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カマタマーレ讃岐は左サイドウイングバックのMF20アンドレアがドリブルで駆け上がる場面から多くのチャンスを作っていた。得点前の前半4分、カマタマーレ讃岐は左サイドを駆け上がったMF20アンドレアからのクロスにFW33木島良輔がセンターで合わせる場面もあった。
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勝てば首位浮上もありうるカマタマーレ讃岐が順当にかつあっさりと先制点を奪う。ここまであまり得点を奪えていない横河武蔵野FCとしては早くも厳しい状況になる。そう思った矢先に試合は再び動くのだから面白い。前半7分、横河武蔵野FCは右コーナーキックからこぼれ球をDF4瀬田達弘が押し込んで同点とした。横河武蔵野FCの歯車がカチッとあったこの感じを見るのは久しぶりだ。
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攻撃対攻撃

カマタマーレ讃岐は個性的かつ強力なな3トップが攻撃を牽引。両サイドウイングのMF20アンドレアとFW7アランが両サイドをえぐり、FW33木島良輔が中央で粘る。それに対して横河武蔵野FCは粘り強い守備からカマタマーレ讃岐の両サイドの裏を突くようにロングボールを放り込み、カマタマーレ讃岐の最終ラインを脅かす。個人技で群を抜くカマタマーレ讃岐に、粘り強い守備から一発狙いの横河武蔵野FC。両チームとも特徴が表れた見応えのある試合となった。
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取って取られて

共に攻撃の色が出た試合となり、得点も其れ相応に動く。前半44分、カマタマーレ讃岐はFW33木島良輔が中央からドリブルで一人で最終ライン突破し、右に開いて折り返した鋭いクロスをMF20アンドレアが足元で合わせて2点目を追加した。キャプテンマークを巻いてプレーするFW33木島良輔の得点と言っても過言ではないほどの見事なドリブル突破だった。
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前がかりになるカマタマーレ讃岐横河武蔵野FCも勢いに乗る。後半9分、横河武蔵野FCはFW23冨岡大吾が右サイド高い位置までボールを運び、折り返しをMF18小野祐輔が中央で合わせて再び追いついた。
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前半はカマタマーレ讃岐が2-1リードで折り返し、後半序盤に横河武蔵野FCが追いつく展開。攻めては守りを繰り返し、賽を投げる様に得点チャンスが両チームへ転がり続けた。

攻撃のカード次々と

カマタマーレ讃岐は後半12分にMF20アンドレアに替えてFW21岡本秀雄を投入する。MF20アンドレアは警告を1枚もらっており、後半に入っても幾度か主審に注意を受けており、仕方が無い交代だったとも言える。カマタマーレ讃岐はこれで攻撃の強力なカードを失ったわけだが、代わりに入ったFW21岡本秀雄もボールの収まりがよく、MF20アンドレアとは違った攻撃のスパイスとなった。これで少しは勢いが収まってしまうのかと思ったらそうでもない。個が強烈なチームではあるのだが、依存はしない。チームとしてとてもいい状態のようだ。後半19分、カマタマーレ讃岐はペナルティエリア右からFW7アランが放ったシュートのこぼれ球をMF15綱田大志が押し込んで突き放した。
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カマタマーレ讃岐が粘り強く勝利

試合はこの後も攻防を繰り返し、両チームともに見せ場を作る。カマタマーレ讃岐横河武蔵野FCも攻撃の交代カードを切り続け、最後まで貪欲に得点を狙い続けた。試合はカマタマーレ讃岐が3-2で勝利。カマタマーレ讃岐としてはただでさえ攻撃にウェイトを置いた戦い方をしているだけに、横河武蔵野FCの粘りっこい姿勢は煩わしかったに違いない。試合後の選手の表情からは勝利の歓喜よりも安堵の方が感じられた。これで暫定で首位に浮上。JFLでは珍しい連戦がこれから始まるが、いいスタートが切れたと言える。
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横河武蔵野FCは結果としては残念だったが、福島ユナイテッドFC戦のかみ合わない状態からは脱していて安心した。何よりのびのびとプレーしていたのが印象的だ。守備意識の高さも磨きがかかっている。ついでに武蔵野陸上競技場の雰囲気も相変わらずのんびりしていて楽しめた。勝利の波に乗るのは時間の問題かもしれない。20130427-185748.jpg

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