エリースFC東京 vs 東京23FC:観戦レポート

関東サッカーリーグ第3節。エリースFC東京東京23FC駒沢陸上競技場で対戦した。世間では松本や郡山での試合が雪で中止になるなど、異常な寒さに見舞われた。東京では雪こそ降らなかったが、4月末とは思えない冷たい雨風で真冬の装備を強いられる。エリースFC東京東京23FCもまだ今季は勝ちがない。今季初勝利を賭けた戦いとなった。
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攻撃的な東京23FC

試合が始まってしばらくは東京23FCが攻撃的に進める。東京23FCはサイドのスペースを突くようにボールを動かしてエリースFC東京のゴールへ襲いかかる。前半6分、東京23FCは左サイドからのクロスのこぼれ球をMF28今林義佑が拾い、ゴール正面からシュートを放ったが、打ち上げる。
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前半9分、東京23FCは左サイドをMF13三沢慶一が抜け出してシュートまで持ち込んだが、シュートは左に外した。流れは徐々に東京23FCの方へ傾き始める。
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少ないチャンス活かしたエリースFC東京

このまま東京23FCが押し切るかという中で呼応するようにエリースFC東京はカウンターを仕掛け始める。エリースFC東京はポストプレーからオーバーラップまでの流れが非常に滑らかだった。前半10分、エリースFC東京はカウンターからFW34山下真太郎が左サイドを抜け出してシュートまで持ち込んだが、シュートはGKの正面を捉えた。
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エリースFC東京はボールを支配されながらも少ない契機から得点を目指す。前半12分、エリースFC東京は右コーナーキックからの低いクロスにDF2藤森渉が頭で合わせてゴール右隅へ流し込む。エリースFC東京がまずは先制した。
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試合はこのまま東京23FCがボールを支配して試合を進めるが、決定的な場面は作れない。エリースFC東京の捨て身の守備が東京23FCが危険なエリアへ侵入するのを防ぎ続けた。東京23FCは遠目からのシュートを狙うなど何かしら打開策を模索したが、前半はエリースFC東京が1-0でリードして終えた。
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エリースFC東京のゴールラッシュ

後半に入っても東京23FCが攻めきれず、動きの少ない試合となった。とりわけ策があるような感じはしなかった。単純に選択肢がないのか、あくまでも自らのスタイルを貫くという信念なのか。理由は定かではないが、少なくとも結果的には悪い方向へ転ぶこととなった。後半7分、エリースFC東京はFKの早いリスタートから得点を奪う。FW34山下真太郎が左サイドから上げたクロスにDF2藤森渉が足元で合わせた。リスタートはさることながら、DF2藤森渉のポジショニングが見事だった。
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東京23FCは完全にドツボにハマってしまい、意気消沈する。エリースFC東京は中盤で簡単にボールを奪うと、やりたい放題に攻撃をしかけ続けた。後半13分、東京23FCはPKを獲得すると、後半14分にFW34山下真太郎がこれを右隅に決めて3点目とする。
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後半23分、エリースFC東京は右から繋いで抜け出したMF10谷川烈がペナルティエリア内で放ったシュートが決まり、4点目とする。
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後半31分、エリースFC東京は相手最終ラインでボールを奪うと、ガラガラのゴール前にボールを送り込み、最後はFW9深澤良が難なくシュートを決めて5点目とする。
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東京23FCが見せた意地

エリースFC東京のゴールラッシュが止まらない。東京23FCには荒天の中でもサポーターが駆けつけており声援を送っていたが、その絶望感たるや非常に親しみがある。ピッチに立っている選手らは必死に戦っているので尚更だ。それでも、それだからこそ、東京23FCには変わらぬ声援が送られる。やまないサポーターの声援を背に、東京23FCは少しでも傷口を狭くしようと粘った。そして最後の最後になって歯車がかみ合った。後半44分、東京23FCはシュートのこぼれ球をMF11田村聡が押し込んで1点を返す。
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後半45+5分、東京23FCは左コーナーキックからDF16天野徹が頭で合わせて2点目を追加した。
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まさかのスコア、まさかの内容

速報くんレポート | エリースFC東京vs東京23FC
試合はエリースFC東京が5-2で勝利した。スコアだけ見ても「まさか」の結果だが、内容を見ても「まさか」という印象だ。東京23FCがまさかここまでちぐはぐだったとは。最後に2点を返したように、確かに勝ちたい気持ちはとても感じられたのだが、90分間もその歯車が空回りし続けた。5失点はその裏返しと見れる。しかしながら最後の最後に2点を返した意地は何とも東京23FCらしい。5-0のままで終えるのと2点を返して終わるのでは、次の試合へ向けて気持ちの持ちようが変わってくる。
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また、この試合は東京23FCが不甲斐なかった以上に、エリースFC東京の集中力が素晴らしかった。東京23FCに攻められても動じずに守備に徹し、どれだけ得点を重ねても貪欲に得点を狙っていった。SC相模原が関東リーグにいた頃は、「プロには負けられない」という姿勢を全面に押し出していた印象があるが、おそらく東京23FCに対しても似たような感情があったのだろう。エリースFC東京がひとまず今季初勝利を獲得。いよいよ快進撃が始まる。
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