春日井クラブ vs 長良クラブ:観戦レポート

東海社会人リーグ2部。春日井クラブ長良クラブが対戦した。共に地域名を関するチームである通り、ごくごく一般的なアマチュアチームという色合いが強く感じられる。春日井クラブは勝ち点7で4位、長良クラブは勝ち点9で2位。長良クラブは開幕3連勝の後に前節の首位トヨタ蹴球団戦で「評価にすら値しない」試合をして連勝を止めてしまった。春日井クラブとしては上位を叩き落す絶好の機会となるし、長良クラブにとってはやり直しの大事な試合となる。会場は引き続き中京大学グラウンド。天気は曇りで、蒸し暑さと爽やかな風が東海独特の気候を演出していた。
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12分で3点

試合は開始間もなく動き出す。前半5分、春日井クラブは左サイドからボールをつなぎ、ゴール正面でボールを受けたFW9堀場敏弘が反転してシュートを放った。綺麗なターンから意表を突いた一発はあっさりとゴールネットを揺らした。非常に早い時間帯で春日井クラブが先制した。
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前半9分、長良クラブは左サイドを突破した流れからPKを得ると、MF14西沢朋也が左に決めて追いついた。
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前半12分、春日井クラブはFW9堀場敏弘の粘り強いドリブルからコーナーキックを得ると、その左コーナーキックから放り込まれたボールのこぼれ球をDF6深澤暢明が押し込んだ。
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ばたばたばたと序盤で3点が入る慌ただしい試合となったが、これも最初だけだった。前半の残りは春日井クラブの集中した守備を長良クラブを襲う展開となった。

長良クラブの鋭い速攻、春日井クラブのカウンター

長良クラブはFW9田中孝也をポストとした厚みのある攻撃を展開。サイドから次々とフリーの選手が顔を出すので春日井クラブにとっての脅威となっていた。試合開始直後の前半0分にもFW9田中孝也が左サイドの突破から鋭いクロスをゴール前に送り込む場面があった。この場面は触ればゴールだったが、中に走り込んでいた選手は届かなかった。
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長良クラブの攻撃スタイルがはっきりしていたことで春日井クラブはサイドのスペースを警戒する。おかげで春日井クラブは攻められながらも決定的なシュートはあまり打たれなかった。春日井クラブは逆にカウンターを仕掛け続ける。春日井クラブは2トップを組んでいたFW9堀場敏弘とDF6深澤暢明のキープ力が非常に高くドリブルから少ない人数でもゴールに迫っていた。

前半36分、春日井クラブは左サイド低い位地のFKからゴール前に放り込んだボールを10番がダイヴィングヘッドで捉える。豪快な一発だったが枠を捉えられなかった。前半39分にはDF6深澤暢明が相手最終ラインを振り切ってシュートまで持ち込む。流れるような突破ではあったが、シュートは大きく外した。
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長良クラブがまさかの崩壊・・

停滞しながらも長良クラブの頑張りが目立った前半戦だっただけに、後半戦はさらなるシーソーゲームが期待できた。しかし期待は見事に裏切られてしまう。単純な速攻を封じられた長良クラブは攻め手を失い路頭に迷った。ボールを追いかける機械となった長良クラブを絶好調の春日井クラブ攻撃陣が切り裂かない訳がない。

後半7分、DF6深澤暢明がカウンターから右サイドを抜け出し、マークを振り切ってゴール左隅に決めた。
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後半9分、MF27深谷郁夫が右サイドを深くえぐり、折り返しをFW9堀場敏弘がゴール正面で豪快に叩き込んだ。
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後半14分、FW9堀場敏弘がペナルティエリア内でボールをキープし、こぼれ球をMF11渡辺幸ゴール左隅に蹴り込んだ。
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後半16分、左サイドの高い位置にボールを収め、後方から走り込んでいたDF16福井一貴が丁寧に蹴り込んだ。
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余裕の春日井クラブ長良クラブが2点を返す

大量リードを奪ったところで春日井クラブはFW9堀場敏弘などの攻撃陣を入れ替えて打ち止めする。それでもゴールへ十分に迫れていたのは印象的だ。

守備どころかチーム崩壊とも言える状態の長良クラブはかみ合わないながら何とか1点を返そうと頑張りを見せる。後半38分にPKをMF14西沢朋也が決めると、後半45+2分には左サイドのクロスから遠いサイドでフリーになっていたDF18若園昌士が叩き込み、お遊び状態となっていた春日井クラブから2点を奪い、意地を見せた。
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思わぬ大差・・長良クラブはどう乗り越えるか

試合は春日井クラブが後半だけで5得点を奪い、7-3で大勝した。思いもよらず大差がついてしまったわけだが、チーム状態の差がそのまま誇張された結果のように見えた。悩みながらボールを動かしていた長良クラブと、信用できる2トップを中心に攻撃を仕掛けた春日井クラブ長良クラブは生真面目に強さを追求するチームだし、春日井クラブは割と仲良くプレーするチーム。どちらも上を目指して真剣に戦っていることに代わりは無いが、両者のスタイルの負の部分と正の部分がかみ合ってしまったようだ。春日井クラブのさらなる躍進を願いたいし、長良クラブがどう立て直すのか注目したい。
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