福島ユナイテッドFC vs SC相模原:観戦レポート

地域サッカーリーグ決勝大会決勝ラウンド第3節。東北王者の福島ユナイテッドFCと関東王者のSC相模原が対戦した。両チームとも昨日でJFL昇格を決めており、今日はただ優勝を決める試合となっている。1位でJFLに行くか、2位でJFLに行くか。得られる結果に変わりはないが、優勝すればチームの財産として未来永劫継承される。会場は引き続き長崎市かきどまり陸上競技場。天気は雨予報の曇り。
20121205-201815.jpg

攻めるSC相模原、受け身の福島ユナイテッドFC

試合は慎重な立ち上がりを迎える。互いに人数をかけた攻撃は仕掛けず、丁寧にボールを回して攻撃を仕掛ける。SC相模原は素早くサイドの高い位置へボールを運び、サイド攻撃を仕掛ける。前半18分、SC相模原は速攻からFW28鈴木淳が左サイドを突破し、丁寧なシュートを放ったが右に外れる。
20121205-202654.jpg
前半24分、SC相模原は右サイドから上げたクロスのこぼれ球ををペナルティエリアでMF19鈴木将也が拾ってシュートを放ったが、GKの正面を捉える。
20121205-203119.jpg
前半36分には最終ラインでボールを奪ってFW28鈴木淳がGKとの1対2の場面を作ったが、シュートは左に外れた。
20121205-203525.jpg

決まらないカウンター、垣間見えた疲労

福島ユナイテッドFCは高い位置でボールを奪ってショートカウンターを仕掛ける。結果としては決定的な場面はあまり作れなかったが、セットプレーなどからはいつでもゴールを狙える体制ではあった。前半7分、福島ユナイテッドFCは左サイドで得たFKからゴール前で混戦を得るが、SC相模原に跳ね返される。
20121205-204137.jpg
能動的に仕掛けていたのはSC相模原だが、どちらにも得点のチャンスはあった。昨日までの力強さは見られなかったが、3連戦の3日目ではやむなしか、あるいは十分すぎる出来だったのかもしれない。

ひたすら攻めるSC相模原

後半に入ると動きはさらに鈍くなる。SC相模原が攻め、福島ユナイテッドFCが耐える展開は変わりないが、疲れからかSC相模原が多少攻めきれなくなる。とはいえ、SC相模原は多くの得点機を得る。後半6分、SC相模原はペナルティエリアでボールを拾ったFW11松本祐樹がそのままシュートを放ったが、大きく外す。
20121205-205230.jpg
後半13分、SC相模原は右サイドからのクロスにニアでFW28鈴木淳が合わせるが、シュートは左に外れた。
20121205-205928.jpg
SC相模原は選手どおし、互いにミスをしやすくなっていると理解しているからか、時間増しでカヴァーリングを的確に行っており、反動でリスクの非常に少ないサッカーが繰り広げられた。SC相模原は優勝をするのに引き分けで問題ないので理にかなっている。

攻めきれない福島ユナイテッドFC

福島ユナイテッドFCは前線に3枚を並べるなど得点への意思表示はしているものの、SC相模原の低リスクな守備とマリーシアやファイルギリギリのタックルに苦しむ。自由に攻撃を組み立てることができず、フラストレーションを溜めた。後半26分、福島ユナイテッドFCは右サイドから送り込んだボールを後方から走り込んできたMF32小野雄平がシュートしたが、GKのファインセーブにあう。
20121205-210309.jpg
攻めるSC相模原と守る福島ユナイテッドFC。この両者の間にこれ程に大きな差があったのかと驚いた。その単純な違いは対人プレーによく見られたわけだが、やはり普段のリーグ戦でどんな対戦相手に揉まれているかという差が表れたのかもしれない。後半42分、SC相模原はカウンターから左サイドでキープし、サイドチェンジ気味のフィードから抜け出したFW7菅野哲也が冷静にゴール左隅に流し込んで先制点を奪う。SC相模原はこの得点を決勝点とした。
20121205-210800.jpg

SC相模原が寄り切って地域チャンピオン

試合はSC相模原が1-0で勝利した。試合後、表彰式ではJFL昇格を決めた両チームに「更に高い目標へ」という激励が贈られた。第3試合の最後の最後まで堂々と戦いぬいた素晴らしい選手やサポーターがいる素晴らしい2チームがJFLで戦う姿、とても楽しみにしています。
20121205-211318.jpg
優勝の表彰式を終えた面々は堂々と、高らかにカンピオーネを歌い上げた。ライバルであるY.S.C.C.FC町田ゼルビアのいるステージへ、関東チャンピオン、地域チャンピオンとして堂々とJFLへ殴り込む。

関連ニュース
関連試合
関連レポート

検索

Twitter

Facebook