奈良クラブ vs アミティエSC:観戦レポート

KSLカップ決勝トーナメント第1回戦。関西1部で初優勝を果たしたアミティエSCと1部で2位となった奈良クラブが対戦した。アミティエSCは地域決勝の一次ラウンドを翌週に控えており、景気付けには絶好の実践の場となる。奈良クラブはこの大会をもって今シーズンを終える。少しでも長く、そしてリーグ戦がダメならばせめて目の前の大会を制したいというところだろう。会場はJグリーン堺。初めて訪れた土地ではあったが、少年サッカーや大学サッカーなど見渡す限りで多くのサッカーの試合が行われており、それはそれは壮観だった。KSLカップもその一角で行われることになる。
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かみ合って動かない

序盤から奈良クラブが押し気味に試合を進める。奈良クラブは積極的なポジションチェンジと丁寧なパス回しでサイドを突き続ける。サイドハーフとフォワードがポジションチェンジを繰り返し、ボールを引き出し続けた。一方でアミティエSCは守備組織を崩さない。それはもうリードした終盤の如く4バックが一糸乱れずラインコントロールを続け、一切の速攻を受け付けない。攻撃的に入った奈良クラブと守備的に入ったアミティエSCの意図はガッチリとかみ合ってシュートすら放たれない緊張感のある試合が展開された。
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それにしても試合が動く気配がまるでない。前半に放たれたシュートは2本で、うち一本は計上するのも怪しいくらいのホームランだった。前半40分を過ぎてようやくアミティエSCが前へ出てきたが、セットプレーのチャンスも活かせずに前半をスコアレスで終えた。

動き出した後半戦、奈良クラブがゴールへ迫る

リーグ戦ならばまだしもトーナメントでこの我慢比べはどうなるか。いずれ決着をつけなければならぬ。そんな心配をしても仕方が無いが、後半はようやくゴール前の場面が増えてきた。奈良クラブアミティエSCの守備網に囲まれても余裕をもってボールを捌けるようになったのに加えて、高い位置でボールを奪えるようになる。

後半6分、奈良クラブは左サイドからペナルティエリアに送り込んだボールをMF11池田昌広が足元で収めてシュートを放ったが、シュートは左に外れる。後半10分には左コーナーキックから放り込んだボールをDF3伊澤篤が頭一つ抜け出して合わせたが、シュートはGKの正面を突いた。
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ようやく前線でかみ合い出した奈良クラブは後半12分にFW19檜山勇人に替えてMF8大塚靖治を投入し、攻撃の機運を高める。後半16分、奈良クラブはペナルティエリア内で突破したMF8大塚靖治が右サイドゴールライン際から折り返したが、GKに防がれる。MF8大塚靖治は交代で入った直後のビッグチャンスだった。
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カウンター頼みのアミティエSC

奈良クラブが次々とゴールへ迫る一方でアミティエSCはカウンターを狙い続ける。後半17分、アミティエSCはMF14守屋鷹人が右サイドを突破してシュートを放つが、GKに防がれた。
後半42分にはペナルティエリア内でMF8篠原嗣昌が引きつけて折り返しをMF3與那嶺偉が合わせたが、シュートは枠を大きく外れた。
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スコアレスでPK戦へ、GK日野が2本止めて奈良クラブが勝利

試合は結局スコアレスで90分を終え、PK戦へ突入。PK戦ではGK1日野優が2本のシュートを止めて4-2で競り勝った。奈良クラブはリーグ戦後期、天皇杯に続き、関西リーグ王者のアミティエSCから3勝目を奪い、明日の準決勝へ駒を進めた。
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勝てなかったアミティエSC。もともと守備的なチームだったとは言え、あまりにも引いたまま出てこない様子はまるでそれを狙っているかのようだった。ターゲットは来週行われる地域決勝一次ラウンド。大一番を控えて結果は不安材料となってしまったが、無失点で終えたあたりは御の字と言ったところなのだろう。

速報くんレポート | 奈良クラブvsアミティエSC

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