横河武蔵野FC vs 栃木ウーヴァFC:観戦レポート

日本フットボールリーグ第30節。横河武蔵野FCがホーム武蔵野陸上競技場に栃木ウーヴァFCを招いた。天皇杯では4回戦まで横河武蔵野FCだが、お客さんの入りは相変わらずでややさみしい感じ。勝てばお客さんが増えるという愚説がここに崩壊した。しかし暖かく長閑なムサリクは相変わらずで安心したのも確かだったりする。

横河武蔵野FCはムラがあるものの、ある程度勝ち星を拾えるようになった。対する栃木ウーヴァFCは最下位まっしぐらで降格は避けられない状態だったが、SAGAWA SHIGA FCの廃部報道を真に受けると残留の目が出てくることになる。JFL関東対決は青空の下で安定のムサリク13時キックオフ。
写真は準備中です。写真の掲載が完了次第、この文言は取り下げます。
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もがく栃木ウーヴァFC、スマートな横河武蔵野FC

立ち上がりは後がない栃木ウーヴァFCが積極的にボールを回して横河武蔵野FCのゴールへと迫る。それこそ何本かシュートを打って見せてはいたが、宣戦布告の合図程度としかならない。しかしスマートな戦い方ができていたら栃木ウーヴァFCはその順位にいないわけで、ピッチの上でもがくのは上等な手段だ。前半8分、栃木ウーヴァFCは左サイドからつなぎ、FW25若林学の折り返しをMF20齋藤翔太が足元で合わせたが、力なくGKに処理される。
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横河武蔵野FC栃木ウーヴァFCの猛攻を冷静に受け止める。守備の陣形をきちんと守り、攻めに転じる時は手数をかけない。天皇杯で躍進したのも頷けるシンプルなサッカーを展開する。ああ、依田監督はこういうサッカーがやりたかったんだなあ。横河武蔵野FCは隙を突いてシンプルな攻撃を仕掛ける。前半4分、横河武蔵野FCは最前線でボールを受けたFW11小林陽介がそのまま反転してシュートを放ったが、枠を外れた。
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横河武蔵野FCが好機を確実に制して2点先行

勢いは勝れど攻め込みきれない栃木ウーヴァFC。このまま押し切ればという展開ではあったが、残念ながら横河武蔵野FCの好調は本物だった。前半9分、横河武蔵野FCはゆっくりなカウンターを仕掛けると最小限のパスを繋いでペナルティエリア手前にいたMF18小野祐輔へボールを渡す。MF18小野祐輔は相手守備の寄せが甘くなっていたことをいいことに丁寧にシュートを左隅に収めた。
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ここ最近観戦した印象だと横河武蔵野FCはこのような場面を生かしきれず反撃を食らう事象が多かった気がする。こんなに簡単に点を決めてしまうとは何とも心強い。横河武蔵野FCが早い時間帯で1点を先制した。

もがく栃木ウーヴァFCと軽くあしらう横河武蔵野FC。こんな差があったのかと驚きが隠せないというのが正直なところだったが、前半はこの調子で進む。前半41分、横河武蔵野FCは左サイドからからのシュート性の素速いクロスにFW11小林陽介が身体で合わせて押し込んだ。前半は横河武蔵野FCが2点を先行して終える。

栃木ウーヴァFCが交代直後に1点返す

あと一つ噛み合うピースが欲しい栃木ウーヴァFCはハーフタイムにMF20齋藤翔太に替えてMF32竹内優を投入する。これに伴い栃木ウーヴァFCの前線は長身のFW25若林学を前線のターゲットとし、周りの選手が衛星のごとくかき回す動きを明確にした。この変化が得点に直結した。

後半3分、栃木ウーヴァFCは左サイドからのクロスをファーサイドにいたFW25若林学が頭で折り返すと、最後は中央で構えていたMF32竹内優が頭で合わせ、ボールをゴールへと送り込んだ。2点差は安全な得点差ではないとよく言うが、栃木ウーヴァFCはその危うい得点差を一つ縮めた。

やはり攻めきれない栃木ウーヴァFC

勝利へ一つ迫った栃木ウーヴァFCではあったが、作戦変更も長く効果を発揮せず、再び攻めあぐねる時間が続く。前へボールを持っていけはしているのだが、攻撃の起点となりうるところでことごとく潰される。もうひとつダイナミックな動きを追加すればば打開の一つでも出来たように見えたが、そこまで余裕が無いのだろう。

後半33分、栃木ウーヴァFCは右サイドFKから放り込み、ファーサイドのDF4栗原英明が頭で落とし、DF33岡田祐政が詰めようとしたが、決まらない。後半43分には相手GKのクリアミスをMF32竹内優がループシュートでゴールを狙ったが、MF7岩田啓佑にラインぎわで防がれる。

横河武蔵野FC完全復活

終始冷静な守備を披露した横河武蔵野FCが先行した2得点を守りきって2-1で勝利。依田監督が目指していたであろう一つの完成系を披露した試合となった。天皇杯3回戦を突破した実力は伊達じゃない。選手一人一人が自信をもってプレーしており、肩の力が抜けている分伸び伸びとプレーできていた。少なくとも今年の初旬には見られなかった光景だ。どうやら武蔵野陸上競技場では今季2勝目らしい。もはやムサリクで勝てないジンクスは崩壊している。暖かく見守ってくれているお客さんに恩返しをする時がきた。

突破口が見えない栃木ウーヴァFC。方針としては決して悪くないのだが・・というのはついこの前も書いたところ。しかし横河武蔵野FCの復調ぶりを目の当たりにすると、栃木ウーヴァFCも何か一つきっかけがあれば変われるのかもしれない。・・無責任な事しか言えないが。

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