FC鹿児島 vs バンディオンセ加古川:観戦レポート

全国社会人サッカー選手権大会第2回戦。朝日サッカー場での第2試合はFC鹿児島バンディオンセ加古川が対戦した。FC鹿児島は九州リーグを制覇し、て地域決勝への出場権は保持しているため、この大会は純粋に優勝を目指して戦う。バンディオンセ加古川は関西リーグを勝ち抜けなかったが、この大会を通じて2年連続での地域決勝進出を目指す。雨が降ったり止んだりと観客に優しくないコンディションの中で行われた。
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ゆっくりと始まり、しっかりと2得点

試合はゆっくりと始まる。大会2日目ということもあるのか、相手の出方を見る狙いもあったか。第1試合に引き続き曇り空が似合う試合展開となった。優勢に進めるのはFC鹿児島だが、両者とも同じ頻度で攻守を繰り返した。・・序盤戦は。

時間が経過するとともにFC鹿児島の思い腰が上がってくる。FC鹿児島は気持ちがいいようにパスを回し、サイドチェンジをし、バンディオンセ加古川を翻弄し続けた。前半16分、FC鹿児島はカウンターで左サイドから送り込んだクロスをFW16内倉雄一郎が足元で合わせ、GKが弾いたボールを更に詰めてゴールネットを揺らした。
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前半24分、FC鹿児島は右サイドからのクロスを落としたボールをフリーで走り込んでいたMF6武末宏二朗が叩き込む。FC鹿児島が見事すぎる崩しを連発。なす術がないバンディオンセ加古川が可哀想になる。
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見せつけられた力の差

力の差を見せつけられる形となったバンディオンセ加古川ではあったら、気持ちは負けていない。FC鹿児島に負けじと素早くボールを動かしてFC鹿児島のゴールへと迫る。ただしFC鹿児島の寄せも早くて崩せる気がしない。先制された直後の前半18分、バンディオンセ加古川はペナルティエリア手前で得たFKをFW10吉田真史が直接狙ったが、わずかに上へ外れる。セットプレーの機会を生かせればあるいは。FC鹿児島の出来が良すぎてそれくらいしか希望が見出せなかった。前半はFC鹿児島が2点のリードを奪って終えた。もはや試合は決まったも同然だ。
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形勢大逆転

FC鹿児島がやりたい放題に進めた前半戦。しかしバンディオンセ加古川も振り返ってみれば、多少パスが回しきれなかっただけと見える。パススピードが早く、翻弄するという点ではFC鹿児島に負けていない。攻撃の最後のところで止められていたからチャンスらしいチャンスが迎えられなかっただけだ。あと少しかみ合えばゴールは目の前だったのだ。2トップも元々足元でボールを収められる選手を揃えている。そして後半に入って仕切り直したバンディオンセ加古川は思うようにボールが回るようになった。後半3分、バンディオンセ加古川はFW23細野元伸が最終ラインを抜け出し、後方に下げたボールをMF11宮本健二が叩いたが、左に外れる。バンディオンセ加古川まだまだ負けてない。気がつけば逆にFC鹿児島がまるで何もできなくなっていた。
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後半7分、バンディオンセ加古川はペナルティエリア手前でボールをキープしたFW23細野元伸がそのままシュートを放ち、1点を返す。
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後半20分、バンディオンセ加古川は後方からの放り込みにMF11宮本健二が足元で合わせた。
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後半28分、バンディオンセ加古川は左サイドからのクロスにFW23細野元伸が正面で頭で合わせ3点目とする。
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形勢逆転とはまさにこのこと。FC鹿児島はボールの収めどころを失い、攻撃を組み立てられない。逆にバンディオンセ加古川は肉体系の前線の選手がグイグイと攻撃を牽引した。

バンディオンセ加古川が九州王者を相手に大逆転勝利

試合はFC鹿児島が盛り返す隙もなく3-2でバンディオンセ加古川が勝利。見事な逆転勝利を目の当たりにしてしまった。バンディオンセ加古川のパスサッカーはとても素早く、力強い。こんなチームが関西リーグ1部の中位だなんて信じられない。ネタ半分で「来年は地獄の関西リーグ」と話題にしてはいるが、どうもシャレにならなさそうだ。バンディオンセ加古川としてはあとひとつ勝って地域決勝も突破しまえばいいだけの話だが。
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