海邦銀行SC vs 三菱重工長崎:観戦レポート

九州サッカーリーグ第18節。3位の三菱重工長崎と5位の海邦銀行SCが対戦した。三菱重工長崎は優勝の可能性がなくなっており、引き分け(PK戦突入)で3位が確定する。一方の海邦銀行SCはPK勝ち以上で4位まで順位をあげることができる。最後の最後に意地を見せたい。上位対決は昨日に引き続き島原復興アリーナで行われた。
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慎重ながら確実に先制、同点

2連戦の2日目とあってか、試合はゆっくりと入った。両者とも後方でゆっくりボールを回しながら、攻撃の機会を伺う。そんな流れから序盤は海邦銀行SCがより多くの攻撃を仕掛ける。前半7分、海邦銀行SCは右コーナーキックから正面でMF20石川翔二がシュートを放ったが、左に外れた。
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引き分け以上で3位が確定する三菱重工長崎は押されながらも慎重に海邦銀行SCの攻撃を対処すると、徐々に攻撃の機会を増やす、三菱重工長崎は左サイドを縦に速く使い、海邦銀行SCの守備に風穴を開けようとした。そして前半13分、三菱重工長崎はMF25長谷慎司が左サイドから持ち込んでシュートを放つと、ボールはGKに触れられながらもゴール内へ転がり込んだ。三菱重工長崎が先制する。
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優位に進めながら先制された海邦銀行SCがここからどう出るか。海邦銀行SCは前日に派手な勝ち方をしているだけにここからの出方が注目となった。そんなことを考える間もなく追いついてしまうのだから勢いというのは恐ろしい。先制された2分後となる前半15分、海邦銀行SCはDF8仲座方敦がペナルティエリア内でボールを受け、GKをかわして同点弾とした。
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三菱重工長崎のゴールラッシュ

そう、上位対決はこうでなければ。勝てば3位浮上の可能性がある海邦銀行SCの意地を目の当たりにしたところで次なる展開に期待を寄せる。しかしながらそう上手くドラマチックな展開を用意するほどに今日のサッカーの神様は優しくなかった。三菱重工長崎が簡単に追加点を重ねていった。

前半23分、三菱重工長崎は左コーナーキックからFW32熊谷智哉が合わせて2点目とする。前半34分、MF16江濱慎介がGKからボールを奪って(?)3点目とする。前半45分、左サイドから持ち込んだFW32熊谷智哉がループシュートを決めて4点目とする。
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上位直接対決とキャプションを打った割にあまりにも差が開いてしまった。しかし振り返ってみればこれは必然の結果だったりする。両者の間には球際の強さという点で差がハッキリとしていた。三菱重工長崎は常に厳しくボールを取りに行く。2日間の連戦で片やホーム、片や海を渡ってきたという背景を考えれば差が出るのも然りか。前半は三菱重工長崎が大きなリードを奪って試合を決定づけた。

後半、海邦銀行SCに余力なく

後半に入っても状況が大きく変わることがない。三菱重工長崎が優位に試合を進める。後半12分、三菱重工長崎は縦パスひとつで抜け出したMF25長谷慎司がGKとの一対一を制して5点目を記録する。
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海邦銀行SCも丁寧につないで打開を図るが、三菱重工長崎の激しい当たりを前に崩しきれない。後半21分、海邦銀行SCはカウンターから右サイドを駆け上がったMF29吉嶺文啓が流れるままに折り返したが、誰もさわれない。前進は出来るが、序盤の勢いが懐かしいほどに得点の匂いがしなくなってしまった。
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後半30分、三菱重工長崎はPKをMF10安部真一がループシュートで決めて突き放すと、後半43分に海邦銀行SCのFW24島袋貴男が左サイドからミドルシュートを炸裂させて試合を終えた。三菱重工長崎が6-2で勝利した。
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三菱重工長崎が大勝で締めくくり

上位争いの期待は大きく外れ、三菱重工長崎が6得点をも奪って大勝。3位で今年の九州サッカーリーグを終えた。FC鹿児島ヴォルカ鹿児島という2強に隠れる形となってしまったが、三菱重工長崎は純粋なアマチュアチームとしては十分な結果をつかんだ。JFLのV・ファーレン長崎もJリーグ加入を目前にしており、長崎県におけるサッカーシーンは非常によい場面を迎えているのかもしれない。
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