横河武蔵野FC vs ツエーゲン金沢:観戦レポート

JFL前期第1節。第1節にして今季最後の試合となった。3.11の不幸から始まり、ばたばたと開幕を迎えたJFLもついにこの2日間で終了を迎えることになる。夢の島競技場では横河武蔵野FCツエーゲン金沢が対戦した。今季最後の試合を勝利で締めくくるのはどちらか。

攻め続けた武蔵野、それをあざ笑う一発

非常に日差しが強かった。ホーム側からアウェイ側へ殴りこむような日差しが競技場を包み込んでいた。試合直前、ツエーゲン金沢はエンドチェンジを選択した。

立ち上がりから攻め込んだのはホームの横河武蔵野FCだった。横河武蔵野FCはサイドの浅い位置からゴール前へと積極的にボールを放り込み、ツエーゲン金沢のゴールに迫った。繰り返される青色の猛攻。横河武蔵野FCの試合を見たのは朝練しか出来なかったあの頃以来となるが、よく噛み合っておりダイナミックなサッカーを表現出来ていた。攻撃はシュートで終えられていた。このままより切るだけだ。

順調に攻めていた横河武蔵野FCだったが、たったひとつのプレーで流れを不意にされる。前半4分、ツエーゲン金沢はFW2平林輝良寛が敵陣中盤でボールを持つと、そのまま攻め上がった。稲妻が雲の中を走るように、巧みにボールを捌いて攻め上がる平林。この日初めてツエーゲンが放ったシュートはゴール左隅に収まった。ツエーゲン金沢がたったひとつのプレーで先制した。

ツエーゲン金沢の試合自体を見るのも久しぶりだったが、随分と面白みのあるチームになっていた。ツエーゲン金沢は中盤より前に足元でボールを落ち着かせられる選手が揃っており、決してスピード任せに突破を図ろうとしない。溜めを作って、周りが動いて展開するという基本的ではあるが厚みのある攻撃を確実に作っていた。攻める回数こそ少なかったが、確実にゴールへと迫っていく。

下手な鉄砲でも数打てば同点

理不尽極まりない。多くのチャンスを作っていながらひとつのプレーで先制されてしまったのだ。しかし攻める回数では横河武蔵野FCが圧倒してkる。横河武蔵野FCはゆっくりとボールを運ぶツエーゲン金沢に対してひたすらゴール前へとボールを送り込み、決定的な場面を量産した。ゴールの近くから、ゴールの遠くから、兎に角シュートを放ち続けた。 前半17分、横河武蔵野FCはゴール前の混戦からFW16山下真太郎がオーバーヘッドシュートを放つ。十分に意表を突いたシュートとなったが、GKの正面へ収まった。

シュートを放ち続けた横河武蔵野FC。数撃っていた下手な鉄砲はついに当たった。前半32分、横河武蔵野FCは右サイドからボールを放り込むと、ゴール前で混戦となる。この日いく度か作っていた決定的な場面。最後はFW16山下真太郎が何とか押し込んだ。

横河武蔵野FCが追いついた。サポーターが奏でる歓喜のヘビーローテーションをBGMに、横河武蔵野FCはひたすら攻め続ける。前半は1-1で折り返した。

ただひたすらサイドから・・ホーム武蔵野が逆転

後半の主導権を握ったのはツエーゲン金沢だった。ツエーゲン金沢は両サイドの高い位置までボールを運ぶことに成功すると、サイドから横河武蔵野FCのゴールに迫り続けた。ツエーゲン金沢はハーフタイムにFW9久保達彦に替えてMF山道雅大を投入。横河武蔵野FCの対応が単純に遅れたということもあったか。

横河武蔵野FCは放り込みを警戒され、前半作り続けていた攻撃の形はことごとくオフサイドをとられた。このままツエーゲン金沢に封じられてしまうのか。そうは思えなかった。というのも、あくまで主観だが、横河武蔵野FCの選手からは自らの攻撃に対する自信がプレーから感じられたからだ。ただひたすら、クロスを放り込み続ける横河武蔵野FC。後半16分、横河武蔵野FCは右サイドからのクロスを頭でファーに落とし、最後はFW16山下真太郎がねじ込んだ。横河武蔵野FCはスコアを2-1としついに逆転した。

攻撃対攻撃・・打ちあってドロー

押し気味に進めていた横河武蔵野FCがつに試合を返した。このまま横河武蔵野FCが押し切って終わりだとそんな予想をしていたのだが覆される。後半28分、ツエーゲン金沢は右サイドからボールを繋いでゴール前へ侵入すると、GKともつれたところを最後はMF13古部健太が押し込んだ。

出入りが多い試合となった。シンプルなサイド攻撃を繰り返す横河武蔵野FCと、高いキープ力から攻撃を展開するツエーゲン金沢

後半33分、横河武蔵野FCはFW9小林陽介が右サイドからゴールラインまで持ち込み折り返すと、後方から走り込んでいたDF5鹿野崇史が叩き込む。 横河武蔵野FCが再び突き放してみれば、後半38分、ツエーゲン金沢はMF17菅野哲也がミドルシュートをゴール右隅に突き刺した。

攻撃対攻撃。最後まで両チーム共に攻め続けた見応えのある試合となった。3点ずつを奪った攻撃対決は3-3でドローの決着となった。

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