HOYO AC ELAN大分 vs 東京23FC:観戦レポート

地域サッカーリーグ決勝大会1次ラウンド第2節第2試合。九州王者のHOYO AC ELAN大分と全社王者の東京23FCが対戦した。HOYO AC ELAN大分は第1節でデッツォーラ島根にPK戦で敗れたが、後半アディショナルタイムに受けた先制点を直後のプレーで同点にし帳消した。徹底したサイド攻撃と時折見せる放り込みが特徴として印象に残っている。東京23FCは第1節で黒潮FCに5-0で大勝。得失点差勝負でも優位に立つ勝利をつかんだ。本日第1試合の結果、HOYO AC ELAN大分は勝たなければ1位通過の可能性が消える。 春野運動公園は朝から降り続けていた雨が試合直前に止む。風もなく、水溜りもはけ、試合を左右しうるほどの悪条件はなくなっていた。

HOYOが東京23FCの攻撃を攻略

先に攻撃的姿勢を見せたのは東京23FC東京23FCは後方でボールを回し整えたあと、中央からサイドに開く得意の形でこを組み立てようとする。しかし守備的に入ったHOYO AC ELAN大分東京23FCの攻撃を完全に封じることに成功していた。HOYO AC ELAN大分東京23FCの縦パスをことごとくカットし、トップにボールを収められても次の展開を許さない。東京23FCはMF9山下亮介が得意のドリブルで仕掛けるなど変化をつけることもしたが、状況は打開できなかった。

攻めの形を作れない東京23FCが流れの中から初めてゴールに迫ったのは29分のカウンターだった。29分、東京23FCはカウンターからMF9山下亮介が左サイドを攻め上がる。HOYO AC ELAN大分は4バックがすでに揃っていたが、戻りながらの守備となっていた。山下はHOYOの守備が整わないうちにボールを中央へ送り込む。逆サイドペナルティエリア内でFW11山本孝平がボールを受けたが、シュートコースに選択肢がなくシュートはGKの正面へ転がった。

HOYO AC ELAN大分は守備的な陣形を保ったまま、少ない人数で丁寧にボールをつなぎ、攻撃を組み立てる。ゴールに迫る場面はほとんどなかった。それでも40分にはゴール正面遠目の位置からFW17堀健人が鋭いボレーシュートを放つなど積極的にシュートを放ち続け、コーナーキックなどセットプレーからの得点を目指した。

攻めきれない東京23FC、攻めに出ないHOYO AC ELAN大分。これといった見所もなく、アディショナルタイムすらなし。東京23FCHOYO AC ELAN大分の術中にはまる形で消沈し、前半の45分を消化した。

HOYOが少ないチャンスを活かして先制

勝たなければ1位通過の可能性が消えるHOYO AC ELAN大分。守備的な戦術からどこで勝負に出るのかがひとつの焦点となっていた。しかしHOYO AC ELAN大分は後半に入っても攻撃に決して人数を割かない。攻撃に転じる時は最大でも前線の4人しか絡まない。いつまで守り続けるのか。

HOYO AC ELAN大分は守備的な陣形を保ったままで十分だった。FW17堀健人やFW9佐藤享は東京23FCの守備に囲まれたとしても十分に打開できるほどの技術があったという点がひとつ。それ以上に東京23FCの守備陣はHOYO AC ELAN大分の攻撃陣をフリーにさせすぎていたのが大きい。東京23FCがファーストタッチでボールを譲る場面が随所で見られ、HOYO AC ELAN大分の攻撃陣は少ない人数でも余裕を持って攻撃の機会を作れていた。

東京23FCが見せていた対人プレーでの守備の甘さがHOYO AC ELAN大分の得点につながる。後半7分、HOYO AC ELAN大分は後方から放り込まれたボールを相手最終ラインでFW9佐藤享が受ける。東京23FCは恐れずに背っていたら状況は変わったかもしれない。佐藤は直接このボールを浮かせると、ボールはやや前に出ていたGK12斬波薫の頭上を超え、ゴールネットを揺らした。HOYO AC ELAN大分は徹底した守備戦術に応える攻撃で先制点を奪った。

東京23FCに攻め手なし

失点した東京23FCはFW24池田啓太を投入するなど攻撃の手を打つなど得点を奪いに行く。中央を潰されていた東京23FCはサイドで組み立ててセンターリングから得点機を伺った。しかし中央をガッチリと固めるHOYO AC ELAN大分にサイド攻撃は通じない。FW24池田啓太がカットインからシュートを放つなど個人での打開も試みたが、脅威とはっていなかった。

我慢して、我慢して、堅い守備で東京23FCの攻撃を封じたHOYO AC ELAN大分が1-0で勝利。1位通過に大きく近づく勝ち点3を獲得した。

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