レノファ山口FCvs米子北高校:観戦レポート

天皇杯第1回戦。平日はの平塚競技場で行われた第1試合は山口県代表のレノファ山口FCと鳥取県代表の米子北高校の一戦。中国社会人リーグ1位のレノファ山口に鳥取県の未来を担う若きイレブン米子北高校が挑む試合となった。2回戦では湘南ベルマーレとの対戦が待っている。レノファ山口が昨年のリベンジを果たしに行くのか、米子北高校が高校生としてJ1チームへの挑戦権を獲得するのか。

スロースタートの前半

米子北高校は天皇杯という大舞台を前に整列から緊張を隠しきれていなかった。このままでは開始からレノファ山口に押し込まれるのではと心配してしまうぐらいだったが、それは余計な心配だったらしい。米子北はキックオフと同時にボールを奪ってみせた。そのまま簡単にボールを前線に運ぶと、最後は10谷尾がとりあえずのシュートを放つ。機械的になっていた感は否めないが、米子北高校は開始から積極的にゴールを狙っていった。しかしながらやはりというか、強襲を狙ったが攻撃が単発で簡単に跳ね返される。

一瞬の隙からレノファ山口が先制

米子北高校におされ気味の姿勢になっていたレノファ山口だったが、米子北高校が若干前が借りになったのを逃さない。前半8分、レノファ山口が一瞬の隙をついて先制する。安田忠臣が左サイドから最終ラインの裏にスルーパスが通すと、中川心平がそこへ綺麗に抜けだす。パスを受けた中川は落ち着いて、かつシンプルに流し込んだ。レノファ山口が少ないチャンスで先制に成功する。

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スコアは動いたが試合の流れはそのまま膠着する。暑さと過密日程を考慮してのことだろう、レノファはゆっくりとボールを回して時間を過ごした。
ゆっくりとした試合を望むレノファ山口に対して、米子北は緊張がほぐれてくると徐々にスピードアップする。10谷尾と14小笹の2トップを起点に攻撃が機能してくると、何度かレノファ山口のゴールを脅かした。

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レノファ山口は押し込まれながらも落ち着いたカウンターで応戦。余裕をもった試合運びをするレノファ山口と、尻上がりに攻撃に勢いが出てくる米子北高校。1-0というスコアでは試合がどちらに傾くかわからないまま後半へ

引き続きゆったりとした後半

後半に入っても頑なにゆっくりとボールを回すのはレノファ山口。それに対して米子北高校はFWの14小笹と10谷尾にボールを集めて打開を図る。引いたレノファ山口の守備陣を崩すには至らなかったが、セットプレーから惜しいシーンをよく作った。

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レノファ山口は米子北高校の攻撃がをやり過ごしながらも、虎視眈々と追加点のチャンスを伺う。追加点はまたしても一瞬の隙を突いた得点だった。後半16分、左サイド田村隆生のスルーパスから柏原渉が綺麗に抜け出してGKとの一対一の状況をつくる。柏原はそのまま落ち着いてそれをゴールへと流し込んだ。

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日影が出来たら本領発揮!?

日が傾き、ピッチ全体が影に隠れたところでようやく両チームがダイナミックなサッカーを始める。レノファ山口は4バックの陣形を維持しながらも前半序盤に見せた素早く細かいパス回しで米子北高校に迫った。
レノファ山口FCは2008年から連続で地域決勝での活躍を見ているが、相変わらずサイドからの崩しは天下一品だ。加えて今年は低い位置でボールをキープしながら突然スピードを上げて攻め込むという戦術を身につけたようで、迫力満点であった。格下相手とはいえきちんと試合をコントロールしたのも好印象と言える。この試合はだいぶ実力をセーブしていたようだが、もっと高いレベルの相手と対峙した時にレノファ山口がどう出てくるのか非常に興味深い。
米子北高校は最後まで諦めずにボールを前線に運び続けたが、レノファ山口の守備を崩すにはいたらなかった。試合は効率よく特典を重ねて逃げ切ったレノファ山口が2-0で勝利。2日後の2回戦、湘南ベルマーレ戦へと駒を進めた。

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