三洋電機徳島vsカマタマーレ讃岐:観戦レポート

9月も終盤に入り、私が住む関東では猛暑から逃れて過ごしやすくなっていた。それゆえに、ついつい暑さに対して無頓着となってしまっていた。この気の緩みとなって久々の日中の猛暑に私自身がやられてしまった。同時に色々とこなすだけの気力が無かったので、写真が少なめになってしまったのは先に謝らせてください。
忘れてはならなかったのは、そこが四国ということ。緯度が低い分直射日光は南国独特の鋭さがあった。さらに加えよう。会場の徳島スポーツヴィレッジは標高75mと小高いところにあるため、街中よりも日光がきつかったりする。そんな徳島スポーツヴィレッジで行われた四国リーグ第13節。第一試合「三洋電機徳島vsカマタマーレ讃岐」の開始時刻は11:00。

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カマタマーレ・ワンサイドゲーム

試合が開始されるとカマタマーレ讃岐が一方的に攻める展開となる。6分、カマタマーレ讃岐は相手DFのクリアミスを拾った岡本秀雄が最終ラインを抜け出して先制点を奪う。

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18分はペナルティエリア右で起点を作って相手の守備陣をひきつけると、
逆サイドに流れたボールに対して飯塚亮がフリーで詰めた。

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27分にはカウンターからGKとの一対一を制した脇坂仁智が3点目をあげた。

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三洋電機徳島は開始早々に怪我人を出すなどコンディション不良にも悩まされた。前半は殆どチャンスを作れず、シュートすら打てないまま折り返してしまった。
心なしではないだろう。香川から駆けつけたカマタマーレサポーターが歌うチャントは時間とともに応援から聞こえのいいBGMへとなっていった。炎天下でコンクリート敷での応援お疲れ様です。

あくまでも地決を意識した戦いを

ところで、徳島スポーツヴィレッジで行われた今回の四国リーグではチームに控え室が用意されていなかった。ミーティングする場所は観客が陣取るエリアのすぐそばに陣取られているだけで、全て筒抜けとなっていた。
ハーフタイムの指示を生で聞くという貴重な体験をすることになった。カマタマーレ讃岐がハーフタイムのミーティングで行われた指示は非常に厳しいものだった。「このままだったら間違いなく勝てる。でもそれではだめだ。」細かいところは割愛するが、非常に高いレベルの要求がされているのがわかった。そして最後にこう締めくくる。「これできついなんて言ってたら、3連戦はもっときついんだぞ!」北野誠監督は全国レベルで戦うためのサッカーを選手に要求した。

気力勝負の後半

気合を入れ直して挑んだ後半戦。しかし人間として暑さには勝てなかった。前半飛ばしていたカマタマーレ讃岐は後半にはいると三洋電機徳島の粘りに押し込まれる。三洋電機徳島はサイドを徹底的に突いては攻撃を組み立てようとした。
押し込まれたとは言え、この程度で崩れるカマタマーレ讃岐ではない。三洋電機徳島の攻撃を難なくあしらうと、またしても次々に得点を重ねていった。
カマタマーレ讃岐は後半9分に相手を繊維喪失に導く4点目を上げると、後半27分と後半38分にも得点を重ねた。カマタマーレ讃岐がタフな試合ながら6得点で予想通りの圧勝劇。勝ち点3を無難につかみ取った讃岐は2年ぶりの優勝へ大きく前進した。

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第2試合同会場で行われる「徳島ヴォルティスセカンドvs愛媛FCしまなみ」の試合で徳島ヴォルティスセカンドが敗れればその場でカマタマーレ讃岐の優勝が決まる。
試合が終わった後も大勢駆けつけていたカマタマーレ讃岐サポーターは会場に残って愛媛FCしまなみに声援と念を送った。

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徳島ヴォルティスセカンドvs愛媛FCしまなみ

徳島ヴォルティスセカンドと愛媛FCしまなみの一戦は非常に拮抗したものになった。順位と経験で勝る徳島ヴォルティスが優位に進める中、愛媛FCしまなみがカウンターから先制する。前半は愛媛FCしまなみのリードで折り返した。
しかし連覇へ望みをつなげたい徳島ヴォルティスセカンドが後半に地力を発揮する。徳島は愛媛のカウンターをケアしながらサイドの高い位置から次々と攻撃を仕掛けると、ついに逆転に成功する。

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8分にはカウンターから右サイドに展開してそのまま突破。GKとの一対一を簡単にものにした。27分には右サイドのクロスからニアで合わせて流し込んだ。これが昨年王者の勝負強さ。先輩の徳島ヴォルティスセカンドが勝利で連覇の可能性を残した。
徳島ヴォルティスセカンドが勝利で披露するのはトップチームでもお馴染みの阿波踊り。同夜行われる四国ダービーの前哨戦ともなった試合の勝利を祝った。最終節は首位のカマタマーレ讃岐と2位の徳島ヴォルティスセカンドが直接対決となる。

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全国レベルへ進化するカマタマーレ讃岐

酷暑のなかでの試合となり、カマタマーレ讃岐が全国レベルでどの程度の戦いを発揮できるのかというのは分かりにくかった。
しかしゴール前での迫力は全国でも十分に通用するものがあるのは確かだ。守備でも狙いをつけて食い止めることができていたので余程心配は無さそう。全社でベスト8へ進出した昨年と同様かそれ以上の成績を残すことは期待していいだろう。
ポイントは最終節の直接対決。奇しくも昨年と同じ様な状況で最終節を迎えることになった。昨年とは違う、勝負強さを試合内容ではなく結果で示してほしい。

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