横河武蔵野FCvsガイナーレ鳥取:観戦レポート

暑い暑い夏の中断期間を終えてもまだ暑い。9月のこの時期は夏の暑さが残るにも関わらず昼間に試合がセッティングされることが少なくなく、この日の試合もそうなった。
JFL再開初戦となった横河武蔵野vsガイナーレ鳥取。昨年準優勝ながら今期は10位に低迷している横河武蔵野が断トツの首位を走るガイナーレ鳥取を迎えての一戦。場所は西が丘サッカー場で行われた。

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攻める武蔵野守る鳥取

序盤は横河武蔵野がボールをキープして主導権を握った。武蔵野は中央で起点を作ってサイドに流す攻撃を仕掛けようとする。しかし服部年宏を中心とした中央で当たりの激しい鳥取の守備がそれをさせない。武蔵野はなかなかボールを前線に収めることができず、攻撃はほとんど機能しなかった。
鳥取は酷暑とアウェーを考慮してか、守備に人数をかけてカウンターからの得点を目指す。鳥取はペースを掴みかけても全くといっていい程にビルドアップをせず、守備を優先した戦いを見せた。
それでもチャンスを多く作ったのはガイナーレ鳥取だった。前半7分にはサイドバックの冨岡達行が左からアーリークロスを最終ラインの裏へ配給する。ピンポイントのクロスだったが、そこに走りこんでいたハメドとは僅かに合わず、シュートは遥か彼方へと旅立った。

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武蔵野がようやく攻撃の形が作れたのは前半の終盤のことだった。中央がダメならばサイドを使えばいいではないか。35分、林俊介がペナルティエリア手前右よりでタメを作るとオーバーラップしてきた小山大樹が簡単にクロスを放り込む。冨岡大吾が頭一つ抜け出してゴール左隅めがけて叩きつけた。しかしこのシュートはこの日まだ出番の少なかったGK小針が右手一本で防いだ。

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しっかり、ちゃっかり、鳥取先制

後半に入り、守備的だった鳥取がどのタイミングで勝負をかけてくるかに私としては注目していた。しかし後半も構図は変わらない。むしろ鳥取攻略法を掴みかけた武蔵野が激しさを増したように見えた。
武蔵野がようやく試合を支配しだしたところだった。武蔵野が前がかりになり過ぎたところを鳥取が突くようになる。
後半5分、ハメドが左サイドでボールを保持すると、ファーサイドを狙ってクロスを配給する。小井手翔太がこれを頭で折り返すと、マークを振り切った実信憲明がフリーでヘディングシュートを放った。絶好の機会だったが、無常にもボールはバーを叩いた。しかし幾度かカウンターのチャンスが続いたところでようやく得点が生まれる。

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鳥取は後半12分、ハーフェライン近かった武蔵野の最終ラインをめがけてロングフィードを放り込む。これを抜け出したのは梅田直哉だった。梅田はそのままドリブルでDFを振り切ってゴール目指す。GK飯塚渉が慌てて飛び出してくると、梅田はそれをよく見て強めのループシュートを放った。対空時間数秒あったか、ゴールネットが揺れると。目の前に陣取っていた緑のサポーターが歓喜をあげた。

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鳥取は先制したところで安心して戦術を守備にシフトする。攻撃は前線の少人数に殆どを任せる形になった。対する武蔵野はごちそうさまと言わんばかりにサイドから攻め立てる。

しぶとく攻めた武蔵野・・鳥取の守備は崩せず

後半36分、関野達也はゴール前でボールキープをすると、
左に開いた平岩宗に一旦あずける。関野がそのままゴール前へ走り込んだことで絶好の機会を迎えたが、グラウンダーのクロスだったのかシュートだったのか。平岩のキックはゴール右の外へ流れて行った。

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試合はこのままガイナーレ鳥取が逃げ切って試合終了。安定した守備と高い決定力、的確なゲームコントロールを披露したガイナーレ鳥取。完璧すぎる試合内容でJFL後半戦のスタートダッシュに成功した。もう大丈夫だろう。Jリーグ加盟3度目の正直が達成されるのは間違いないと確信した試合となった。

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鳥取の応援にかけつけた赤いサポーター

試合後、ガイナーレイレブンはいつも通りににサポーターに挨拶をする。挨拶を済ませたあとはメインスタンドに流れてきたのだが、一人だけ逆方向に歩みを進めた選手がいた。岡野雅行だ。
この日の西が丘には横河武蔵野の青やガイナーレ鳥取の緑をまとった観客よりも圧倒的に赤色のグッズを見につけた人が目立った。その赤の正体は浦和レッズ。岡野雅行の古巣となるチームだ。
岡野がいるというただそれだけだろう。レッズサポは試合を見に来ただけでなく、少なくともわたしの周りに座っていた彼らは終始ガイナーレ鳥取に声援を送り続けていた。
残念ながら岡野の出場は叶わなかったが、試合後は岡野に温かい声援を送った。岡野もそれに答えて一人一人と握手。果てには即席のサイン会を開くなどプロのファンサービスを見せた。

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レッズサポはお礼とばかりにガイナーレコール。まさかこんなところでという話題になってしまったが、レッズサポの温かさと行動力に感心するアフターゲームとなった。
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