S.C.相模原がJFA優遇での地域決勝出場決定!

Jリーグ準加盟で神奈川県リーグ1部に所属するS.C.相模原の本年度地域リーグ決勝大会出場が決まりました。大会を勝ち抜いてもいないのになぜ地域決勝に出場できるのか。その答えは地域リーグ決勝大会の大会要項に明記してあります。

参加チーム数およびその数
 参加チーム数はつぎのとおり12チームとし、原則として2010年10月17日(日)までに出場チームを決定する。 本大会は下記の区分により選出されたチームによって行う。

  1. 9地域リーグより1チーム   (9チーム)
  2. JFA優遇措置を承認された1チーム(JFA理事会承認された場合)   (1チーム)
  3. 全国社会人サッカー選手権大会1位・2位チーム   (2チーム)
    (1・2位チームが地域リーグから出場権を得ている場合は、社会人大会4位までの2チーム)


S.C.相模原は2番目の「JFA優遇措置を承認された1チーム」(以下:JFA推薦枠)としての出場となります。過去にJFA推薦枠を利用したのは現在J2のザスパ草津(当時関東2部)のみでS.C.相模原は2例目となります。当然、都府県リーグからの地域決勝出場も初となります。各地域のチームがしのぎを削って地域決勝の出場権を奪い合っている中、見ようによってはずるをしているように見えるかもしれませんし、そういう意見もあります。しかしルール通りの事をしたまでなのでずるでも何でもありません。
具体的にS.C.相模原のどこが評価されたのかを見てみましょう。参照資料は9月9日に行われたJFA理事会の協議事項です。以下一覧の評価は「◎:十分整備されている ○:問題なし △:不安要素多し ×:問題あり」となってます。

法人設立
評価:○
2008 年3 月6 日に資本金900 万円で設立。
株主:望月重良氏1 名
クラブ組織・役員
評価:○
役員:望月重良代表取締役他2 名
運営会社:小西展臣統括部長他2 名常勤
クラブ財政状況及び計画
評価:○
メインスポンサーのギオン社をはじめ、営業活動により、「今年度の活動資金については協賛金等により確保されている。」という報告を受けた。
監督・コーチのライセンス
評価:○
秋葉忠宏(監督):S 級コーチライセンス取得中。(同理事会でS級コーチ認定済み)
名良橋晃(ジュニアユース総監督):B 級コーチライセンス保持。
ホームスタジアムの確保
評価:◎
JFL の試合実施については、相模原麻溝公園競技場にて十分可能。
J リーグ昇格時については、現状の同競技場ではJ リーグ開催基準を満たしていない。
練習場/クラブハウス
評価:○
相模原麻溝公園競技場、あるいはNEC 相模原総合グランド(地元企業施設)を利用。夜間は近隣小中学校グラウンド等を使用。
2010 年12 月に練習場(フットサル場)及びクラブハウスが完成する予定。
チーム力
評価:○
全国社会人サッカー選手権 関東予選:ブロック1 位通過し、本戦へ出場決定。
神奈川県社会人1 部リーグ:第7節終了時点で2位(5勝2分)
神奈川県サッカー選手権(天皇杯県予選):決勝戦(8/29)に進出、Y.S.C.C(関東リーグ*1 部1 位)と対戦。
支援体制
評価:◎
相模原市長が全面的に支援する旨を表明。相模原市議会議員全52 名からなる「S.C.相模原を応援する議員連盟」が8 月30 日に発足する。以上からホームタウンの支援、協力体制は強固なものがあると判断できる。またスポンサー企業役員等で構成されるS.C.相模原後援会が活動。
総合評価
評価:○
クラブの運営体制、経営基盤、競技力、練習環境等についてはまだ不十分な面もあるが、クラブを政令都市のシンボリックな存在にしようとする雰囲気を充分に感じる。またクラブ幹部も地域に根差した息の長い努力重ねることを表明している。更に市会議員の応援組織や後援会組織も真剣に支える姿勢を示している。よって、優遇措置を適用し挑戦する機会を与えても良いと思料する。


S.C.相模原が非常に多くのハードルをクリアしたことが分かります。チーム力の項目についてはハードルが低すぎやしないかと思わなくはありません。チーム力については地域リーグ決勝大会やあるいは全国社会人サッカー選手権大会で強さを証明してもらいましょう。
なお、現時点で地域リーグ決勝大会への出場が決まっているのは関東1位のY.S.C.C.と推薦枠のS.C.相模原の2チームとなります。
第34回 全国地域サッカー陸決勝大会 大会概要|日本サッカー協会
平成22年度 第5回理事会 協議事項 (2010.9.9)|日本サッカー協会

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