バンディオンセ加古川vsルネス学園甲賀:観戦レポート

神戸ユニバ第2試合

 朝から薄く覆っていた霧は1試合目を終えてピッチにかかるようになってきた。風があったためか、半そでのシャツ一枚では若干寒い。にぎやかだった奈良クラブのサポーターが撤収し、サッカー本来の音だけが残った。

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バンディオンセ加古川が順当に先制

 試合は開始されてまもなく動く。加古川は岩田博行が左サイドからクロスを配給すると、クロスはニアに詰めていたルネスのDF丸山勝之の足元へと渡ってしまう。ところが丸山はスリッピーな芝に足をとられてしまい、ボールをはじき損ねてしまったのだ。運が悪いとはこのことだろう、クリアし損ねたボールは中央に詰めていた加古川の西村完爾の元へと渡ってしまった。西村はこれを簡単に拾うと落ち着いてそれをゴールに蹴りこんだ。開始8分という何ともいい時間帯で奪った先制点。ああ、このまま加古川が勝つのか。

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 その後の前半戦は非常にばたついた展開となった。ボールは行き先を失い、右往左往したままハーフタイムを迎えることになる。

あのゴールをもう一度・・ワールドクラスの同点弾

 このままずるずると試合を終えてしまうのか。そんな最低な展開も想像しつつ過ごしたハーフタイムを裏切ったのはルネスだった。ルネス学園甲賀は後半8分にゴール右遠めのFKのチャンスを得る。反田和宏が放ったシュートはまっすぐにゴール左隅を目指した。全国民の半分以上が何度も繰り返し見たであろう、あの本田圭佑のシュートを思い出してほしい。GKの手をすり抜けたボールはそのままネットに突き刺さった。ルネス学園甲賀のファインゴールで状況が一変した。心の中から叫びたい。「皆さん!あのシュートは地域リーグでも見れますよ!」

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焦る加古川

 焦ったのは加古川だ。まさかルネス学園甲賀の選手にあんなゴールを決められるとは思わなかったのだろう。追いつかれた加古川は左サイドバックの2田川憲司が高い位置にポジションを取って攻撃の起点となった。加古川はその田川にボールを集めて次々に組み立ててはルネス学園甲賀のゴールに迫った。

 得点のためにリスクを負って攻めるのはセオリー通りであり、当然の判断だ。しかしリスクを犯せば常に結果が伴うとは限らない。時にはリスクが勝ってしまうことがある。それが今日の試合だった。ルネスは右サイド、つまりサイドバックが留守にしがちだった加古川の左サイドを突いた。右サイドにボールを収めると、あとは中央に折り返したり突破してクロスを上げたりとやりたい放題をしだしたのだ。

待望の逆転弾

 ルネス学園甲賀は13分に右サイドでボールを受けた16梶原将がフリーで前進する。16梶原将はそのままグラウンダーのクロスを配給すると、中央に走りこんでいた10田中将吾がそのままゴールを目掛けて蹴りこんだ。10田中将吾の放ったシュートはGKに弾かれてしまったが、このこぼれ球を更に18反田和宏が押し込んでゴールネットを揺らす。ルネス学園甲賀がスコアを逆転した。

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勝利に導くワールドクラスの追加点

 ルネスの勢いはとまらない。またしても右サイドが起点となってそれは起きた。4橋本大輝が右サイドをドリブルで持ち上がると、ペナルティエリア前で簡単に右足を振りぬく。不意に蹴りだされたボールはGKの頭上を越えてゴールに吸い込まれていった。まさかワールドクラスのゴールが2本も見れるとは。無料試合だからと言って侮ってはいけない。試合は2点差を余裕を持って守りきったルネス学園甲賀が制した。

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隠されていた衝撃的な事実

 ところで、最後に驚くべき事実を書き添えてこの観戦レポートを締めくくることにする。この日完璧な勝利を挙げたルネス学園甲賀は前期は全敗でこの日の勝利が今期初勝利だったのだ。全くサッカーとは分からないものである。

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