静岡FCvsコニカミノルタ豊川SC:観戦レポート

残暑のこる静岡

 夜風に震えた水曜の西が丘が印象深い。暦の上だけでなく、気候の上でもきちんと季節は秋になってきているらしい。翌日向かう東北地方は福島の気候の心配ばかりしていたが、まさか静岡がまだこんなに暑かったとは。照りつける日差しはノーマークのまま地表に照りつけて肌を突き刺す。日なたぼっこなぞしようものなら寝苦しかった真夏の夜を思い出す。長袖を着てこなくてよかった。

ここからJリーグ-静岡-コニカ

 草薙総合運動公園は陸上競技場をはじめ、野球場や球技場などのスポーツ施設が所狭しと敷き詰められている。そしてその名の通りの総合運動公園はとても賑わっていた。野球場ではカテゴリを確認できなかったがごく当たり前のように野球が行われ、陸上競技場では中学の陸上大会が行われていた。補助グラウンドでは多くの中学生陸上選手がアップに勤しみ、公園では連れてこられた少年少女が暑さを無視するようにはしゃいでじゃれあう。活気に満ちた草薙の運動公園の一角で行われたのが東海社会人リーグ第11節「静岡FCvsコニカミノルタ豊川SC」の一戦だ。

静岡FC 2-0
(0-0)
コニカミノルタ豊川SC
後半14分 4一色翼
後半35分 25半田隼也

カウンターに徹したコニカミノルタ豊川SC

 試合開始の合図と共に、試合の構図ははっきりと姿を現した。1部残留へ向けて何としてでも勝点を拾いたいコニカミノルタ豊川SCがDFラインを崩さず、なおかつ中央を警戒するように守備を固める。静岡FCはカウンターを警戒しながらも持ち味を発揮して攻め入るがなかなかコニカミノルタ豊川SCの守備をこじ開けられなかった。

 コニカミノルタ豊川SCは集中して守るだけでなく、浅くなっている静岡FCの最終ラインを突くように積極的にロングボールを放り込んでカウンターを仕掛けた。かなり割り切った戦術だったが、オフサイド覚悟の思い切った飛び出しは見ていて爽快な気分になった。

強さを見せた静岡FC、次なるステップはどこへ・・?

 サイドへの侵入とパスワークは相変わらず秀逸だ。局面で連動してパスをまわして突破する様はまさしく日本人好みの華麗なパス回し。パスサッカーをさせたら地域リーグで静岡FCの右に出るものはいないだろう。しかし中央を固めた相手の守備をこじ開けるにはなかなか至らなかった。両サイドを制圧するものの、そこからの展開が非常に貧弱に感じた。思い切りがないと言えば分かりやすいか。こう着状態を打開できる個人技やパワーをもった選手がいればもっと面白いチームになるかもしれない。

 それでもセットプレーから先制したように、チームとしての勝負強さはもれなく身についている。まだまだ伸び白はあるように見えるので、これからの戦い方次第では悲願のJFL昇格も夢ではない。

ここからJリーグ-静岡-コニカ
ここからJリーグ-静岡-コニカ

静岡FCのホームゲーム

 静岡FCの試合は何試合か見てきたが、実はホームゲームは初めてだったりする。昨年の最終節・矢崎バレンテ戦は藤枝で行われたし、今年の7月に豪雨の中観戦したのは豊川での一戦だった。静岡・愛知チャンピオンシップと化している東海社会人1部とあって試合会場が違うだけでたいした変化はないと思っていたが、意外とそうでもなかった。MDPが配られて出店が出てといった催しものがあるわけではないが、静岡FCの試合を見んと足を運んだらしい観客はさすがに多かった。清水エスパルスの試合がなかったのも手伝ったか。中でも驚いたのは静岡FCに声だしのサポーターがいたことだ。総勢2人と規模は触れないがやはり居るのといないのではスタジアムの雰囲気が変わる。草薙球技場清水エスパルスのクラブハウスが近くにあるからかなかなか根付きにくいかもしれないが、それでも静岡FCはしっかりと静岡の地に根をはっていた。

ここからJリーグ-静岡-コニカ
関連ニュース
関連試合
関連レポート

検索

Twitter

Facebook