FC刈谷vsニューウェーブ北九州:観戦レポート

北九州式アウェーでの戦い方

 7月25日に行われた「FC刈谷vsニューウェーブ北九州」を観戦してきたので観戦レポートを上げます。東海社会人リーグについてはもう少しお待ちください。

 ニューウェーブ北九州と言えば以前、「横河武蔵野FCvsニューウェーブ北九州」の試合を観戦したとき、観戦レポートでニューウェーブ北九州はアウェーの戦い方が出来ないと評したのを覚えている。引くにしても中途半端で攻撃は怖さのない放り込みサッカー。パスを繋いで崩すことが出来るチームなのに何でしないのかと嘆いたものだ。しかしこの日のニューウェーブ北九州はアウェーの戦い方を知っていた。

FC刈谷 0-3
(0-0)
ニューウェーブ北九州
7分 宮川大輔
15分 日高智樹
28分 宮川大輔

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もがく刈谷、したたかに北九州

 FC刈谷は昨年こそシーズン終盤まで上位争いに加わっていたが、今期は全く振るわず、伸びない勝点に降格候補筆頭と言っても過言ではない。ホームで何としてでも勝利を収めたいFC刈谷は前半から積極的に仕掛けてくる。しかし4バックとDMFの5人が崩れることなく構えるニューウェーブ北九州の守備陣をに決定的なチャンスをなかなか作れない。FC刈谷が元気よく攻める様子に1000人集まった会場が沸くが、ちびっ子チアリーディングで盛り上がったハーフタイムを境に状況が一変してしまう。

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 後半に入ると爪を隠していたニューウェーブ北九州が本領を発揮する。守備に徹していた両サイドバックが攻撃参加を始めることで両サイド、特に右サイドを完全に支配する。敵陣深くまで進入しドリブルからマイナスのクロスを上げられたらFC刈谷もどうしようもない。そして慌しくしているFC刈谷に対して後半7分といういい時間に先制した。

 先制したところで後は守るだけ。・・と言うイタリア式の戦術を取ってくるものと私は思っていたが、強くなったニューウェーブ北九州はそれだけでは終わらなかった。すぐに2点目、3点目を取りにいったのだ。15分、28分と順調にと得点を重ね、やりたい放題攻撃したらしっかりと引いて守りきり完勝。順位相応の試合巧者として完璧な内容でFC刈谷を打ち破った。
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刈谷低迷の原因は・・?

 FC刈谷はスランプというのが相応しい。ニューウェーブ北九州の守備が安定していたというのもあるが、せっかくシュートを打っても枠に行かなかったり、いいコースに行かないのは何とも歯がゆい。原因として落ち着きが無いことが挙げられる。勝とう勝とうとしてプレーが焦りがちになり、時間の経過と共に焦りから前へ急ぎすぎる。前期のFC町田ゼルビアを見ているようだった。FC町田ゼルビアはフォーメーションを変えて方向転換することで勝てるようになったが、FC刈谷はどうすればいいのだろうか。一つの提案としてボールをキープできて裁ける選手が中盤にほしい。攻撃を落ち着かせることが出来、余裕が出来たときにまた強いFC刈谷が復活することだろう。FC刈谷は残留争いをするチームではない。

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アマラオがボールを触ると盛り上がる

 一線を退いたスター選手が下のリーグでプレーすることは感心的にもいいことらしい。彼がユニフォーム姿になってベンチから出てこればざわめきが起こり、ピッチに立っても彼がボールに触れば歓声が起こった。サッカーオタクでない観客にとってみればそちらの方が分かりやすくていいのかもしれない。例えば10年後に大黒がJFLや地域リーグの舞台に立ったら・・と想像すると面白い。客寄せパンダではないが、そうやってでも底辺にあるリーグが注目されるのはいい事だ。

 近い例に静岡県1部の藤枝MYFCが世界の釜本を指揮官に、酒井友之ら著名な元Jリーガーを獲得している。閉鎖的な東海社会人リーグが盛り上がる起爆剤になると嬉しい。

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