ジェフリザーブズvs三菱自動車水島FC:観戦レポート

自転車で20分ですから。

 突き刺すような日差しがピッチを照らす。海辺独特の潮風が火照りかけた体表から熱を奪ってちょうどよい。日は試合の経過と共にメインスタンドに傾き、黄色の選手が勝利のでんぐり返しをするころには帽子が飾りとなっていた。年一イベントとなっている(?)秋津運動公園での開催試合は無敵犬隊ジェフリザーブズが逆転勝利で飾った。・・無敵犬隊って流行らないかな・・。

ジェフリザーブズvs三菱水島FC:スタメン
ジェフリザーブズvs三菱水島FC:前半終了
ジェフリザーブズvs三菱水島FC:試合終了

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勝てないジェフから勝てるジェフへ

 ジェフリザーブズのホームスタジアム市原臨海は自宅がある津田沼からフクアリの次にアクセスがよく、なかなか遠征できなかった今期の初頭にはお世話になった。まさかジェフリザーブズがこんなに飛躍するとは思わず、今の順位にはただただ驚いていると言うのが掴みの文章だ。開幕直後のジェフリザーブズは守りだけのチームだった。攻撃に関してはサイドに逃げて何とか相手の隙を見るのが精一杯で、これといって仕掛ける動きを見ることはなかった。そして「ジェフリザーブズは負けないけど勝てないチーム」と書いたのをよく覚えている。しかし、今日見たジェフリザーブズは勝てるチームだった。

 前半27分、まさかの展開がジェフリザーブズを襲う。三菱水島FCのFW尾上が右サイドから放ったクロスはジェフDFのクリアミスを誘ってOGとなる。事故と言うよりはミスに近い。それまではジェフリザーブズが試合を支配しており、誰もが予想だにしなかったこの展開はフットボールの神様の悪戯なのか。

 しかしジェフリザーブズは強かった。失点後、あわてることなく守備を立て直すと、右サイドの奥山を中心にもう一度攻撃の形を作る。守備を立て直したことで前半はひとまず膠着させるのだろうと思っていた私の読みは甘かった。前半のうちに同点に追いついただけでなく、そのまま逆転してしまったのだ。1点目は右サイドから流れるようにペナルティエリアに侵入してマイナスのパスをセンターでフリーだった出口に送る。2点目は左サイドに進入して入れたクロスに金沢が頭ひとつ抜け出したヘディングで沈める。元からシナリオでもあったかのようにきれいに畳み掛けて試合を決定付けた。あとは得意の守備でしのぐのみだ。やはり「帰るべき確固たる戦術」があるチームというのは大きく崩れにくいらしい。

 ガイナーレ鳥取が勝利したため、首位奪取とはいかなかったが、勝ち点差1はキープ。今日の試合を見る限り、ジェフリザーブズが大崩れすることはない。ガイナーレ鳥取にとってはこれ以上内プレッシャーとなるだろう。
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勝利が遠い三菱水島

 今期のJFLで未だ勝ち星がなく、底辺から抜け出せないチームのサッカーはいかがなものかという点で見せてもらった。三菱水島FCのサッカーは単純だ。守備は中央を固めて跳ね返し、ボールポゼッシャーに激しくプレスをかけることでボールを奪うと前線で構えているFW2人へとボールを運ぶ。そこからは2人で何とかしようとしてみたり、キープして全体を押し上げたりとそれなりの工夫は見られたが、形としては難しい。それでも守備陣の頑張り次第では守りきることは出来そうだが、どうも体力と集中力が続かないらしい。ラッキーな形で得た先制点も、前半残り5分の守備決壊で不意にしてしまった。三菱水島FCが勝てるのはいつになるのだろうか。悪友(?)アルテ高崎と仲間割れをしてしまった今年、今の付き人FC琉球もいつまでも付き合ってくれるとは思えず勝点1を重ねてしのぐのは無理がある。早いところ攻撃の形を作り上げたいところだ。

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