流通経済大学vsTDK SC:観戦レポート

流通経済大学のホーム、カシマサッカースタジアム

流通経済大学 2-0 TDK SC
前半33分 フランク・ベロカル
後半44分 長澤亮太

 昨日までの雨天は見事に立ち去り、快晴とまではいかない程度の晴れ間が豪華な屋根の隙間を埋める。鹿島アントラーズが数々の伝説を刻んできたスタジアムこそが今回の会場だ。左手には劣化コピーのつぎはぎという酷いチャントに合わせて、やる気のないドラムが音頭をとり、それに合わせて義務が発生しているかのようにメガホンを叩くお揃いのジャージ連中。右手には秋田からはるばる来たのであろう青のサポーター。カシマスタジアムの雰囲気に似つかわしくないと言ったら失礼だが、何かしら異世界に迷い込んだシュールな雰囲気だった。しかしこれも悪くない。茨城県の流通経済大学と秋田県のTDK SCの試合が行われ、2-0で流通経済大学が勝利を収めた。

流通経済大学vsTDK SC:スタメン
流通経済大学vsTDK SC:前半終了
流通経済大学vsTDK SC:試合終了

茨城の昇竜、流通経済大学

 流通経済大学の試合を見るのは今期は今回が3回目となる。アルテ高崎戦が1回目で2回目が前節のFC町田ゼルビア戦。両方負けているだけに行ったら負けると言う変なジンクスは作りたくなかった。しかしそんな心配は全く無用だった。流通経済大学は前半33分という得点が入りやすい時間帯に先制すると、守りきった後半はロスタイムに追加点を上げてTDK SCに完勝した。

 流通経済大学には驚かされた。1週間でこんなに変わるものかと。いや、ホームとアウェーの闘い方の違いもあるのだろうが、FC町田ゼルビア戦の機械的なサッカーから今回は(それが例え強引なドリブルでも)かなり能動的に仕掛けることが出来ており、結果的にショートカウンターから2点を奪っている。一瞬の隙に数的優位を作り出す厚みのあるショートカウンターは特に面白かった。試合を重ねるごとに変化を見せてくれる流通経済大学が今年はどこまで登りつめるのか、楽しみだ。
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踏ん張りきれなかったTDK SC

 TDK SCは何がしたかったのだろうか。守りに入った前半に守りきれずプランが狂ったのが最たる原因なのだろう。しかし守れなかったのはともかく、後半に攻勢に出ても中途半端だった。前線に重みを置いてボールがよく収まるようになったのはよかったが、単発の攻撃を繰り返すのみで2次、3次攻撃と続かない。それに加えてシュートを外しすぎるという別次元の問題もあり、こればかりはどうしようもないのだろう。何かしら中途半端に終わってしまった感が否めない。

 攻撃の形はユニークだった。中盤の形を柔軟に変えて前線の選手をポストにして360度に展開。それでもカウンターといえばサイドへ展開するのが主流だが、殆どは中央から仕掛けていた。中央突破方カウンターとでも勝手に名づけるか。いやまて。今回はアウェーだったから引いていただけで、本当はもっと攻撃的なチームなのかもしれない。TDK SCを知るには仁賀保に行かなければいけないのか。
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