FC町田ゼルビアvs流通経済大学:観戦レポート

開幕戦以来の勝利!ホーム初勝利!

FC町田ゼルビア 2-1 流通経済大学

 陽の光が雲の隙間から控えめに光臨し、穏やかに暖まった町田市陸上競技場。芝生席には家族連れがピクニックにでも来たかのようにカラフルなビニールシートを並べて子供たちが所狭しと走り回る。その中に妙に融合しているのが青色の服をまとったどこにでも居るサポーター、妙に元気な高齢者、場違いそうにいそいそしているJFLのファン(←)。初めて訪れた町田市陸上競技場は木々に囲まれているという環境的な要因に町田独特の雰囲気がホームの色をぐっと深める、不思議な空間だった。FC町田ゼルビアが開幕戦以来の勝利をあげた。

 勝利。これ異常ない結果に、この場合は一緒になって喜ぶのだが、いまいち喜べない。FC町田ゼルビアが残留争いをするチームならまだしも、Jリーグを目指すと言っているチーム。生意気ながら厳しく評価させていただきました。気分を害したくない方はUターン願います。
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FC町田ゼルビアvs流通経済大学:スタメン
FC町田ゼルビアvs流通経済大学:前半終了
FC町田ゼルビアvs流通経済大学:試合終了

Jリーグにはほど遠い町田ゼルビア

 歓喜に水をさすようで申し訳ないが、試合内容を見る限り手放しで喜べる要素はあまりない。4バックと二人の守備的中盤を中心としたそつのない守備は触れないが、攻撃的なスタイルのサッカーをするチームにしては攻撃が頼りなかった。
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FC町田ゼルビアは勝てないチーム

 勝てないチームの条件「?難しいプレーをしようとする」「?そのくせ勝負どころで勝負しない」。前半の最初からスッポリとFC町田ゼルビアのプレーに当てはまった。歯車がかみ合っていない、ギクシャクしたチームというのが第一印象だった。あぁ、勝てないチームの典型的な症状だな、と。今日は流通経済大学が前半から勝負をしにきたからその裏をついて先制できたが、もし流通経済大学が前半を守備的なフォーメーションのまま過ごしていたらあのゴールは生まれなかったかもしれない。

 しかしどんな形であれ得点は得点。この得点でチームに活気が生まれる。2点目はゼルビアらしい中央を基点にしたパスサッカーから生まれた。右サイドに展開してキープした山腰がヒールで後方でフリーになっていた酒井に送ると、酒井がこれをセンタリング。ポストプレーから2人目、3人目が絡んだからこそ生まれた形。このクロスは結果的に相手の守備陣に弾かれるが、これを拾った飯塚が決勝点のスコアラーとなった。昇格から永くもがき続けてきたFC町田ゼルビアのプレーの形から得点が生まれたことは自信となって今後に繋がることだろう。

本気じゃあるまい

 勝者をいまいち持ち上げられないのは後半の戦い方にある。守備的に入ったのは分かったが、全体的に間延びしただけで攻守のメリハリがつかない。まるでチームが攻めるか守るか葛藤しているようだった。結果、チームに気の緩みが生まれて、敵陣の何気ないプレースキックからカウンターを受けてあっさりと1点を返されている。まだ気持ちを地域リーグに置いてきていないだろうか。もし、一段違う全国リーグを闘っている意識があるのなら、もっと気が張ったプレーが出来るはずだ。

 あと、苦言を加えさせていただくと、フェアプレーを忘れていないだろうか。キープしている相手にわざとらしく後ろから押したり、雑なタックルを仕掛けたり、過剰に相手のユニフォームを引っ張ったり、相手フリーキックの妨害をしたりとフェアプレーとは思えない沢山のプレーが目に付いた。このようなプレーは確かにどこかの世界では許されるかもしれない。しかしJFLの、まして多くの子供が見ている試合で見せていいプレーとは思えない。「こどもたちの夢のために」とはただのキャッチフレーズじゃあるまい。
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流通経済大学、未完成の中に見えた完成形

 流通経済大学FC町田ゼルビアと対照的に、守ってカウンターと言うシンプルな戦術をとった。守備と攻撃、それぞれある程度の形にはなっており、4-4-2と4-2-4の使い分けも出来てはいる。しかし先制点に繋がったシーンの様に勝負どころを誤るケースがよく見られ、悪い意味での若さがまだまだ見られた。チームとしてのプレースタイルを演じることは出来ている。ここに経験というスパイスを入れることが出来たら去年のような強い流通経済大学となることだろう。
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