流通経済大学vsアルテ高崎:観戦レポート/JFL前期第3節

JFL前期第3節1日目結果
流通経済大学 0-2 アルテ高崎
横河武蔵野FC 4-1 FC琉球
ソニー仙台FC 2-0 FC町田ゼルビア
SAGAWA SHIGA FC 1-1 佐川印刷SC

流通経済大学vsアルテ高崎:スタメン
流通経済大学vsアルテ高崎:前半終了
流通経済大学vsアルテ高崎:試合終了

俺たちつぇえぞ!

 控えめの太陽がいくら地表を熱しても北風が隙なくその熱量を奪っていく。冷え切った観客の身体が限界を告げるのが伝わったかのように主審は終了の合図を響かせると、スタジアムが落胆と高揚に二分された。赤いシャツに身をまとった面々はアニメのワンシーンのように雄たけびを上げる。「うぉーっ!!」「俺たちつえぇぞぉ!!」「どうしちまったんだ!!」どうしちまったんだはこちらの台詞だ。アルテ高崎は開幕から3試合負けなしで勝ち点を7に伸ばした。ちなみに一昨年のアルテ高崎の年間の勝ち点は7である。ついでに昨年は20だ。対する流通経済大学は今期初黒星にして未勝利。今日の様子だとエンジンがかかるのには程遠い。
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アルテの進化系

 昨年までのアルテ高崎とは全く違った。ひたちなかで演じて見せたそれは超攻撃型と言われたプレースタイルとは違い、フラットに並べられた4バックと4人のハーフが微塵も崩れない徹底した守備的スタイルであった。いわゆるカウンターサッカー。JFL最多失点を記録したばかりのチームとは到底思えない変身ぶりである。監督が変わっただけでこれほど変わるものなのかと感心した。

 攻撃も見事なものである。最初は前がかりの相手に対してDFラインの裏に単純に放り込んでFWを走らせるつまらないものだったが、隙を見ては2列目の選手総動員で前線を厚くして遅攻をしてみせる。速攻と遅攻を繰り返して揺さぶりをかけることで流通経済大学の守備に隙を与えて確実に仕留めた。先制ゴールは特に象徴的だ。右サイドの浅い位置からゴール前に居た久保田圭一にボールが送られたときにはそこにDFが2人しかおらず、まるでシュート練習のような状況が作り出されていた。古巣へ叩き込んだ久保田のゴールは決勝点となってアルテ高崎を勝利に導いた。

 今日の様なサッカーを年間通して行えれば、2006年のJ2を制した横浜FCのように上位進出もありうる。今後の展開に期待だ。
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流経低速発進中

 流通経済大学は相手を完全になめていた気配がある。特に前半に見せていた2-4-4のアンバランスな攻撃スタイルは意味不明だ。両サイドバックの連携が悪かったのか、あるいはアルテ高崎が相手なら2バックで十分と言う判断なのか。その攻撃もアルテ高崎の守備が良かったということもあるが、前半はサイドの深い位置まで侵入するのが精一杯で決定的なチャンスすら作れなかった。

 後半は修正されて、2バックになることはなかった。さらには選手交代が功をなしたのか、サイドだけでなく中央にもボールが収まるようになって幾度かゴールを脅かせるようになった。しかしより一層守備的になった後半のアルテ高崎を最後まで崩せなかった。とはいえ最初から後半の戦い方が出来ていれば勝てたかと聞かれても首肯しかねる。
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FC町田ゼルビアが連敗、横河武蔵野FCは暫定首位へ

 勝ち点を7に伸ばしたアルテ高崎は本日の試合結果をもって横河武蔵野FCと並んでトップ。得失点差で暫定2位につけている。3位は試合が明日のガイナーレ鳥取で、4位に今日FC町田ゼルビアに勝利したソニー仙台FC。勝又が負傷離脱しているFC町田ゼルビアは2連敗と波に乗れていない。選手一人居なくなっただけで勝てなくなるのは考え物である。未勝利対決となった佐川ダービーは1-1で引き分けた。佐川印刷SCが今期初勝ち点を得たことで横河武蔵野FCに1-4で敗れたFC琉球が唯一の勝ち点0となった。

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