静岡FCvs福島ユナイテッドFC:観戦レポート

ペースを掴んだ福島ユナイテッド

 前半は福島ユナイテッドFCが一方的に攻めたてた。前線にターゲットとなる選手を並べてボールを運び、ポストプレーから攻撃を組み立てることを目的としたようだ。静岡FCは前がかりになっていた福島ユナイテッドFCに押し込まれて守備に徹する。静岡FCはボールを奪っても福島ユナイテッドFCの激しいプレスにボールキープをさせてもらえず、静岡FCが得意とするポゼッションサッカーを全くと言っていいほどさせてもらえなかった。

 私が知る静岡FCはこんなものではない。特に今期はどんな逆境も跳ね返すしぶとさを目の当たりにしてきた。後半はきっと盛り返してくれるはずだ。ところが期待は見事に裏切られる。後半はがらりと戦況を一変させるはずと思ったのはやはり買いかぶりすぎたった。後半に入ってもピッチで行われたのは前半の続きだった。

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福島ユナイテッドが粘りの2得点!

 ある有名な諺にもあるように、入らないと言っても同じ事を繰り返していればいずれは成功するもの。福島ユナイテッドFCは後半5分に左サイドから裏へ抜け出した村瀬和隆がGKと一対一のチャンスで冷静にとゴールに流し込んで先制した。

 これで静岡FCも攻めざるを得なくなっただろうと思ったが動かない。いや、悲しいことに福島ユナイテッドFCのプレスを前に静岡FCは動けないのだ。一方、ペースを掴んで放さない福島ユナイテッドFCは更に左サイドから組み立てると間下がゴール右上に豪快に叩き込んで突き放す。2点のリードでセーフティと判断したのだろう、福島ユナイテッドFCはようやく肩の力を抜くように攻撃の手を緩めた。そして福島ユナイテッドFCが一息ついたところで静岡FCがようやく反撃を開始した。

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はるか遠くのあと1点・・

 静岡FCはポゼッションサッカーが出来ぬならと前線に選手を並べて慣れない放り込みサッカーを試みる。それが実ったのは後半31分。右サイドのクロスから一度は弾かれたボールを、納屋伊織がペナルティエリア内で受けて確実に叩き込んだ。

 とにかく攻め続けた静岡FCと、とにかくリスクを抑えて守り続けた福島ユナイテッドFC静岡FCはロスタイムで得たCKからの最後のチャンスではGK梅島大詩も攻撃参加する奇襲も見せた。しかし一度弾かれたボールを慎重にまわし、GK梅島大詩が前線にフィードを放り込むと誰も反応できずにゴールラインを割って試合終了が告げられる。最後の最後までかみ合わないまま静岡FCの2009シーズンは幕を閉じた。

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静岡FC 1-2
(0-0)
福島ユナイテッドFC
後半31分 7納屋伊織 後半5分 10村瀬和隆
後半9分 3間下浩延

初めての過密日程は順調な進みだし

 福島ユナイテッドFCは苦しみながらも逃げ切りに成功した。得点がなかなか奪えず、2点のリードを奪っても失点してしまった点は不安材料ではある。しかし先日の天皇杯セレッソ大阪戦からメンバーを入れ替えて臨んだ試合ということを考慮すれば選手の温存もできている点で大成功の勝利と言えるだろう。福島ユナイテッドFCは敗者復活へ順調に歩みだした。

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