全国社会人サッカー選手権大会超簡単プレビュー!

全国社会人サッカー選手権大会がいよいよ開幕!

 おまたせしました!地域リーグファンの皆さまご待望の全国大会第1段、全国社会人サッカー選手権大会(略称:全社)が千葉県市原市にて17日から5日間、開催されます。まずは全社とは何ぞやという方に簡単にポイントを説明します。

  • 5日間で5試合の過密日程で行われる
  • ベスト4内の上位2チームまでに決勝大会進出の権利が与えられる
  • 過密日程ゆえに40分ハーフで行われる
  • 翌年に開催される国体のリハーサル大会として行われる

 細かい話をしだすときりが無いので簡単に済ませますが、要するにJFL昇格をかけて戦う地域リーグ決勝大会に向けての『敗者復活戦』であるのが選手やチームにとってのこの大会の意義です。

 では前回と同様、トーナメントを4つの山ごとに見ていきます。それぞれ色分けしてありますが、その内訳は以下の通り。山は便宜上、公式ページの上から順にグループ???と勝手に命名します。また、ご観戦される方は必ず日程をJFA公式サイトでご確認ください

色分け 説明
敗者復活チーム 所属リーグで上位にいながら決勝大会の出場を果たせなかったチーム
決勝大会進出決定済み 所属リーグですでに地域リーグ決勝大会進出を決めているチーム
飛び級狙い 地域最高リーグに所属はしていないが飛び級での決勝大会進出を狙うチーム

グループ??前回覇者を食い止めろ!大学クラブの躍進に注目!

1回戦 2回戦 3回戦
AC長野パルセイロ
(北信越1部2位)
vs クラブ・ドラゴンズ
(関東1部3位)
スポA

1100

スポC

1100

スポA

1100

浜松大学FC
(東海1部2位)
vs 沖縄かりゆしFC
(九州1位)
スポA

1300

とかちフェアスカイ
(道東3位)
vs FCコリア
(関東1部6位)
姉崎

1100

スポC

1300

九州INAX
(九州6位)
vs 佐川急便中国SC
(中国1位)
姉崎

1300

 敗者復活を狙うAC長野パルセイロクラブ・ドラゴンズがいきなり対戦する。実力も拮抗しているとみられ、初戦から熱い戦いが繰り広げられること必至だ。浜松大学FCと沖縄かりゆしFCの対戦は決勝大会進出が決まっているチーム同士の対戦となった。東海1部昇格初年で2位と健闘した浜松大学FCが全国レベルでどこまで通用するのかを見てみたい。沖縄かりゆしFCは天皇杯のヴォルティス・2nd戦以来の決勝大会進出チームとの対戦となる。事前にライバルとなるチームとこれだけ当たれるのはかなり恵まれている。沖縄かりゆしFCは昨年、格下のtonan前橋(当時群馬県一部)に初戦で敗れているため、2年連続の初戦敗退は免れたい。

 注目はこれらの勝者が当たる2回戦。沖縄かりゆしFC、浜松大学FCのいずれにとっても、AC長野パルセイロクラブ・ドラゴンズは決勝大会であたりたくない嫌な相手となる。ここで叩いておいて決勝大会出場を阻んでおきたいところだろう。

 忘れてはいけないのが中国サッカーリーグで首位の佐川急便中国SC。決勝大会への参加は辞退しているが、その成績は地域リーグトップクラスのチームであることを示している。本気でかかれば優勝も狙えるはずだ。3回戦進出はほぼ間違いない。強豪同士の対戦の連続で疲れた対戦相手にとってかなり脅威になる。

グループ??打倒・松本山雅!!波乱は起きるのか!??

1回戦 2回戦 3回戦
日立栃木ウーヴァSC
(関東1部2位)
vs 南国高知FC
(四国4位)
多目的

1100

スポA

1100

スポA

1300

三洋電気洲本
(関西1部1位)
vs トヨタ自動車北海道
(北海道4位)
多目的

1300

アイン食品
(関西1部3位)
vs FC岐阜SECOND
(岐阜県1位)
臨海

1100

スポA

1300

小山田FC
(千葉県5位)
vs 松本山雅FC
(北信越4位)
臨海

1300

 メイン会場である市原臨海で初戦を迎えるのが「アイン食品vsFC岐阜SECOND」「小山田FCvs松本山雅FC」のカードとなる。決勝大会進出を目指す3チームと開催地で組まれたブロックは激戦必至だ。小山田FCは難しいかもしれないが、残る3チームはどこが上がってきてもおかしくない。

 「日立栃木ウーヴァSCvs南国高知FC」「三洋電機洲本vsトヨタ自動車北海道」は決勝大会進出を決めた2チームが2回戦に進むと予想する。三洋電機洲本の本気度がどれほどのものか分からないが、関東と関西という2大激戦地域を勝ち抜いた巨頭の対戦に注目だ。

 松本山雅FCに関しては天皇杯の疲れが気になるところ。浦和レッズ効果もあって松本山雅FCはこのカテゴリではビッグクラブの扱いとなる。対戦するどのチームも浦和レッズに勝った松本山雅FCを倒さんと目の色を変えてかかってくるはずだ。自らが浦和レッズにやってのけたことを逆にやられる可能性は十分にある。一瞬たりと気が抜けない。

 伏兵になりそうなのが日立栃木ウーヴァSC。チーム編成は違えど、先日行われた新潟国体では栃木県選抜として出場し、JFLチームで組まれた京都府(佐川印刷SC)や宮城県(ソニー仙台FC)と十分対等に渡り合った。国体を勝ち抜いたノウハウは必ず全社に生きてくるはずだ。また、同じ関東での開催とあってコンディションもほかの地域に比べたらいいはず。昨年の新潟県開催でAC長野パルセイロが優勝したように、自身の“縄張り”での躍進が期待される。

グループ??大激戦区!!全試合が注目試合!

1回戦 2回戦 3回戦
ヴォルカ鹿児島
(九州2位)
vs レノファ山口FC
(中国)
八幡

1000

姉崎

1100

スポC

1100

カマタマーレ讃岐
(四国2位)
vs バンディオンセ加古川
(関西1部4位)
八幡

1200

海上自衛隊厚木マーカス
(関東1部5位)
vs ツエーゲン金沢
(北信越1部3位)
八幡

1400

姉崎

1300

吉備国際工華
(岡山県)
vs 札大GP
(北海道1位)
スポC

1100

 言うまでもなく見ての通りの激戦区となっている。カマタマーレ讃岐が四国サッカーリーグで敗退したのを受けて、敗者復活を狙うチームが3チーム。それ以外では吉備国際工華についてはよく分からないが、海上自衛隊厚木マーカスは5位と言えど関東1部であるのでひけを取らない。気持ち的には赤く塗ってもいいぐらいかもしれない。「ヴォルカ鹿児島vsレノファ山口FC」は決勝大会進出同士の対戦となる。敗者復活狙い同士の戦いとなる「カマタマーレ讃岐vsバンディオンセ加古川」は力量としてはバンディオンセ加古川は優勢か。

 札大GPは北海道選抜として挑んだ国体に続く全国の舞台となる。国体では初戦で宮城県(ソニー仙台FC=JFL)に当たって敗れてしまったが、同じカテゴリと対戦する今度こそは躍進したい。初めて挑む過密日程の決勝大会のシミュレーションをするためにも3回戦進出は達成したいところだ。

 大本命なのがツエーゲン金沢ツエーゲン金沢は地域リーグ最強クラスの戦力を擁しているもののチームの調子にむらがあり、どうなるのか全く読めないというのが大方の見解となっている。監督の力量次第といったところか。先日行われた天皇杯ではJ2ベガルタ仙台に延長戦まで戦っており、敗者復活組の中ではもっとも主力選手のコンディションに不安が残る。

グループ??静岡か福島か!?飛び級狙いの鈴鹿・tonanの健闘も見逃すな!

1回戦 2回戦 3回戦
FC鈴鹿ランポーレ
(東海2部1位)
vs 新日鐵大分SC
(九州3位)
スポC

1300

臨海

1100

スポC

1300

BIWAKO S.C.HIRA
(関西1部6位)
vs tonan前橋
(関東2部2位)
スポD

1000

Y.S.C.C.
(関東1部1位)
vs AS.ラランジャ京都
(関西1部2位)
スポD

1200

臨海

1300

静岡FC
(東海1部3位)
vs 福島ユナイテッドFC
(東北1部2位)
スポD

1400

 何と言っても注目なのが「静岡FCvs福島ユナイテッドFC」の初戦。決勝大会常連の静岡FCか、新興の勢いそのままにJFL進出を果たしたい福島ユナイテッドFCか。くしくも初戦でどちらかに泣いていただければいけない。静岡FCは2006年に全社からの決勝大会進出を果たしており、突破のノウハウは心得ているはず。福島ユナイテッドFCは東北1部リーグでグルージャ盛岡に得失点差1で及ばずに優勝を逃す悔しい思いをしている。天皇杯ではJ2セレッソ大阪と対戦して勝利しており、コンディションに不安が残る反面、チームは勢いづいている。勝機は五分五分といえる。

 「Y.S.C.C.vsAS.ラランジャ京都」は決勝大会進出チーム同士の対戦となる。初戦からハイレベルな試合が期待できる好カードとなるだろう。このカードの勝者は「静岡FCvs福島ユナイテッドFC」の勝者と当たる。Y.S.C.C.、AS.ラランジャ京都ともに厄介な相手はここで叩いておきたいところだ。

 この山は「FC鈴鹿ランポーレ」「tonan前橋」の飛び級狙いの2チームがいるのも特徴だ。両者とも実力は地域上位に及ばないかもしれない。しかしtonan前橋は昨年の同大会で九州王者の沖縄かりゆしFCに勝っている経験があるため侮れない。3回戦進出もありうるかもしれない。

 

第45回全国社会人サッカー選手権大会/JFA公式

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