JFL前期第11節:プレビュー

天皇杯のシード権は前期4位以内

 前期も終盤に差し掛かり、前期4位までに与えられる天皇杯出場権についてもそろそろ触れなければなるまい。なるまいといいつつ、まだどのチームにも可能性はあるのでまだ大々的に触れるのは時期尚早な気もするが。例年は優勝した1チームのみにJFLシードという形で3回戦(J2と同格)から参加したのに対し、まだ具体的な日程は発表されていないものの、JFLシードが4に拡大することと日程の大幅な変更が起きることが明らかになっている。とにかく前期4位以内というのは各チーム目標として申し分がない。前期4位以内という数字を頭の隅に置いておくとJFLをより一層楽しめるはずだ。

艦隊対決!準加盟対決!滋賀ダービー!

 今週の注目カードは2つ「アルテ高崎vsジェフリザーブズ」「ガイナーレ鳥取vsニューウェーブ北九州」。昨年から大変貌を遂げ、守備を強みにするアルテ高崎とジェフリザーブズは、戦術のスタイルも似ているため非常に興味深い。3位の横河武蔵野FCは低迷するFC刈谷をホームに迎える。順位こそ不本意な位置にいるFC刈谷だが、失点数は僅か7と実は上位陣と遜色ない。横河武蔵野FCは苦しい展開を強いられることだろう。前節、Honda FCに大敗したSAGAWA SHIGA FCはMIOびわこ草津と滋賀ダービー。NHK大津でのテレビ中継も決まっており、盛り上がっている。ちなみに対戦成績はMIOびわこ草津の1勝1分となっている。V・ファーレン長崎はホームでTDK SCと、FC町田ゼルビアはアウェーで三菱水島FCと対戦する。

JFL第11節
5/16 14:00 横河武蔵野FC vs FC刈谷 武蔵野
5/16 14:00 アルテ高崎 vs ジェフリザーブズ 浜川
5/17 13:00 Honda FC vs 佐川印刷SC 都田
5/17 13:00 ガイナーレ鳥取 vs ニューウェーブ北九州 とりスタ
5/17 13:00 流通経済大学 vs ソニー仙台FC 龍ヶ崎
5/17 13:00 MIOびわこ草津 vs SAGAWA SHIGA FC 皇子山
5/17 13:00 V・ファーレン長崎 vs TDK SC 佐世保
5/17 13:00 ホンダロック vs FC琉球 延岡西階
5/17 14:00 三菱水島FC vs FC町田ゼルビア 笠岡

鳥取を止めろ!止めれるものなら止めてみろ!/ガイナーレ鳥取vsニューウェーブ北九州

5/17 13:00 ガイナーレ鳥取 vs ニューウェーブ北九州 とりスタ

 準加盟直接対決第5戦。今期最強ガイナーレ鳥取にアウェーで勝てないニューウェーブ北九州が挑む。こうして銘を打ってしまうとガイナーレ鳥取が優勢のように聞こえるがそれで間違いはない。昨年の対戦成績も1勝1分でガイナーレ鳥取が勝っており、数値を見る限りはガイナーレ鳥取有利の情報しか出てこない。しかし帰納的な情報だけで語れないのがフットボールの面白さ。ニューウェーブ北九州にも勝機はある。

 ニューウェーブ北九州の速攻は型にはまれば脅威になり、SAGAWA SHIGA FCのように立ち上がりに強襲をかけるか、ガイナーレ鳥取が前掛りになったところでカウンター気味に速攻を仕掛けることが出来れば得点の機会は増えるはず。あとは守りきれれば問題ないのだが、実は守備に関してのほうがハードルが高かったりする。

 この試合はGKに焦点を当てても面白い。ガイナーレ鳥取のシュナイダー潤之助とニューウェーブ北九州の水原大樹は共にJ2で一時はレギュラーとしてそれぞれサガン鳥栖横浜FCなどでプレーしており十分な実績がある選手。実際にプレーを見ても彼らはJFLでは力を持て余しているほどだ。プレースタイルは違えど、2人のGKに注目してみるとより試合を楽しむことができるはずだ。

脱・外弁慶だ!/V・ファーレン長崎

5/17 13:00 V・ファーレン長崎 vs TDK SC 佐世保

 未だホームで勝ちなし。うち今の上位チームばかりと対戦しているからという言い訳は今回ばかりは通用しない。なにせ相手は勝点でたった一つだけ上回るTDK SCだからだ。秋田からはるばるご苦労さんとばかりに軽くひねりつぶすぐらいしてほしいものだ。しかし話の流れ的にも、そうは行かなさそうな情報を投下するわけだ。実はTDK SCV・ファーレン長崎と同じく外弁慶だったりする。ホームでは1勝4敗と全く勝てないのにアウェーでは3勝1分1敗と、V・ファーレン長崎に及ばずとも見事な外弁慶っぷりではないか。足元をすくわれかねない。

 それより気になるのがホームでの試合運営だ。この試合は諸問題が起きたジェフリザーブズ戦以来初めてのホームゲーム。実際に見にいけないし比較することが出来ないのは悔しいが、改善したことを示さなければいけない。安全なスタジアム作りが出来ないようなチームにはJリーグも目を光らせることだろうし、Jリーグチームのサポーターはそれを歓迎しない。

勝点3を確実に/FC町田ゼルビア

5/17 14:00 三菱水島FC vs FC町田ゼルビア 笠岡

 調子がいいのか悪いのか、やはりまだ関東リーグの雰囲気が抜けないのか。全国リーグにきてとてもふわふわしているというのがFC町田ゼルビアの印象だ。そのFC町田ゼルビアは最下位三菱水島FCに挑む。言い方は悪いが、数少ないFC町田ゼルビアが勝てそうな相手だ。しかし三菱水島FCもV・ファーレン長崎をホームに迎えたときは2-1でリードしたり、前節もジェフリザーブズを相手に先制したり、その前はアルテ高崎と引き分けたりとゴール際に強く、不思議な力を発揮する。最下位だからといって乗り込んで軽くひねれる相手ではないのは確かだ。

 とはいえ、やはりFC町田ゼルビア優位に変わりはない。スタイルを変えて以来、しばらく上位陣を相手に耐えてみせた町田のサッカーを最下位三菱水島FCに炸裂させたい。

2009年度JFL順位表
チーム 勝点 試合数 勝数 分数 負数 得点 失点 得失差
1 ガイナーレ鳥取 23 10 7 2 1 18 6 12
2 ジェフリザーブズ 22 10 6 4 0 13 5 8
3 横河武蔵野FC 20 10 6 2 2 13 8 5
4 アルテ高崎 19 10 5 4 1 12 6 6
5 SAGAWA SHIGA FC 18 10 5 3 2 15 10 5
6 Honda FC 16 10 4 4 2 15 9 6
7 ニューウェーブ北九州 16 10 5 1 4 13 7 6
8 ソニー仙台FC 16 10 5 1 4 10 10 0
9 ホンダロック 14 10 3 5 2 7 8 -1
10 TDK SC 13 10 4 1 5 9 14 -5
11 V・ファーレン長崎 12 10 3 3 4 13 11 2
12 佐川印刷SC 11 10 3 2 5 9 10 -1
13 FC町田ゼルビア 11 10 3 2 5 7 13 -6
14 FC刈谷 10 10 2 4 4 6 7 -1
15 MIOびわこ草津 9 10 2 3 5 11 15 -4
16 流通経済大学 8 10 2 2 6 8 17 -9
17 FC琉球 4 10 1 1 8 8 19 -11
18 三菱水島FC 4 10 0 4 6 9 21 -12
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