2009JFLプレビュー(2/3) ?クラブの立ち位置?

2009年JFL日程発表

 今季のJFLの日程が発表された。昨年の開幕国立といったサプライズも特になく、日程としては至って平凡である。各チーム毎の視点に立てばいろいろ話題も見えてくることだろうが、それはそれで長くなる。そのうえ、総合的に扱ったところで鬼に笑われるしかないので今回は各自確認ということで。本日は先日触れなかった準加盟の2チームと低迷する2チームについて簡単に触れることにします。

JFLオフィシャルウェブサイト

巻き返しの北九州、新風吹き込む町田

 ニューウェーブ北九州は成績面での条件クリアも必要だが、まだ観客数などの課題も抱えており時期尚早と感じる。しかしニューウェーブ北九州の認知度が高まった昨年に比べて今年は更なる観客増加を期待できるうえ、成績面でも昨年失敗した経験は今期戦う上で重要な武器になる。そういう意味では非常に面白い存在であり、上手くいけば上位も十分に狙える。同じ九州にありながらJFL1年生のV・ファーレン長崎にだけは先を越されたくない。

 FC町田ゼルビアは地域を含めたクラブの体力ではJFLのチームのどこよりも強いと思っている。都内のチームとあってスポンサーに恵まれやすく、人口41万人の都市とあって観客数の伸びしろは非常に多い。唯一懸案事項だったスタジアムは自治体の協力もあり今年中の改修が可能とのことだ。だからこそ、急がずじっくりと基盤を作ってから本格的にJリーグ参入を目指していただきたいところだ。監督は昨年に引き続き戸塚監督が率いる。戸塚監督はFC岐阜時代にもJFLを経験しているが、そのときはシーズン中に解雇されている。不安材料のひとつがそこだ。

3年ぶりの残留争いか

 2007年はロアッソ熊本FC岐阜がJリーグ参入を果たし、YKK APとアローズ北陸が合併するなどでチームが激減した。2008年は栃木SCカターレ富山ファジアーノ岡山がJリーグ参入を果たしてこちらもチームが激減した。しかし今年は・・久々にシビアな展開になりそうだ。Jリーグ参入は多くても2チームとすると、最下位のチームはいよいよあぐらをかいていられなくなる。本来の、最下位が自動降格、17位が入れ替え戦となるレギュレーションが発揮されそうだ。というのは、ここ近年のJFLで底辺に低迷している三菱水島FCとアルテ高崎のことを言っている。

アルテ高崎と三菱水島FC

 アルテ高崎は今年監督を変えてチームの変革を図っている。超攻撃的と言われる、ウイイレで言えば攻撃意識常に赤色状態の今までのスタイルとは変わってきそうだ。それゆえ、現実的な勝ち点確保を狙えばせめて中位グループに入ることは可能になるだろう。しかし運営会社である堀越学園が厳しい状態にあることからそれ以前の選択を下される可能性は否定できない。

 最も難しいのは純粋な企業チームであり、厳しい環境の中でJFLを戦っている三菱水島FCであろう。夜勤をこなす選手社員を中心に編成され、おそらくJFLの中でもっとも企業チームらしいスタンスでチームの運営が行われているのが三菱水島FCだ。昨年の暮れには倉敷にある工場での減産が下され、一時はチーム解散も噂されたが満を持して開幕を迎える。同工場は3月から減産の緩和が決定しており、少しは胸をなでおろすことができるが、状況は変わるまい。今年は正念場になりそうだ。

 予想はよそうとはよく言ったもので、的中しないから予想なのである。勝負の世界は全てが予想通りにいかないから面白い。シーズンが終わるころにはぜひとも予想を覆すような展開を期待したい。

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