高校サッカーからJリーグ・・?

謹賀新年

ここからJリーグ-広島皆実

 今更ですが、新年明けましておめでとうございます。生まれたばかりのブログですが、今年も「ここからJリーグ」および龍星ひかるをよろしくお願いします。現在、私個人のスケジュールが不安定なので定期的な更新が出来ていませんが、シーズンが始まることには完全復活したいと思います。

 FC町田ゼルビアV・ファーレン長崎が準加盟申請を済まし、鈴鹿FCランポーレや福島ユナイテッド、石川県のゴールズFCの始動など不景気にまけない勢いに新年から心躍らされております。しかしながらJリーグの移籍市場がまだ動いているのでJFL以下のチーム編成はまだまだ流動的です。FC町田ゼルビアV・ファーレン長崎の準加盟も含めてもう少し様子見ですかね。

 本日は年末から年始に見届けた高校サッカーの話題です。

これでいいのか、高校サッカー・・。

 大迫勇也と言う名前が一人歩きをする。大会新記録での得点王は確かに素晴らしい。実際、裏へ抜けるタイミングやごり押しのドリブルなど高校のレベルを凌駕するプレーを見せてくれた。しかし、それでは勝てないことを広島皆実は見事に証明した。

 天皇杯の決勝もそうだが、このような大きな大会の会場は普段いがみ合っているサポーターがそれぞれのグッズを身にまとって、ほのかにサッカーファンのオールスターな気分にさせてくれる。かくいう私も緑のグッズを見につけて会場に行くのだが、普段から嫌っている青赤のグッズを身につけた人と肩を並べておとなしく観戦していることに違和感に近い安心感を覚えることがある。

 大迫勇也、例年メディアから半ば強制的に排出される大会のヒーローが今年は彼だ。去年で言えば清水エスパルスに入団した大前元紀がそれにあたり、大久保嘉人やカレンロバート、平山相太などがそれに該当する。毎年決まって一人なのはマスメディア特に放送権を取得しているテレビ局の情報操作だと勝手に確信しているのは大きな声で言えない。

 その大迫選手の来季の所属は鹿島アントラーズになる。会場に鹿マークの赤いグッズを見につけた人が多く見られたのは間違いなくそれゆえだろう。

 大迫選手はヒーローになれなかった。強引なドリブル突破で先制をしたが、その他は鹿児島城西の中盤が機能しないこともあり、存在感を発揮することが出来ない。引いて守って手数をかけないカウンターを狙うものの、ポストとなる前線の選手が徹底マークにあっていたらチームの持ち味を発揮することは出来ない。一時は追いついたものの、最後までその状況を打開する事無く広島皆実の勝利に徹した姿勢を前に屈することになった。優勝をするのにヒーローは不要だった。

 このカテゴリではよい選手を集めれば勝てる時代は終わっている。初優勝が続く近年の高校サッカーの成績を見ればそれはよく分かるし、インターハイ優勝の市立船橋が初戦となる2回戦であっさりと姿を消したのも、ほんの数ヶ月にできたチームの成熟度の差であると分析する。さて、いろいろと疑問が生じる。

視聴率をとりたいのは分かる

 一人の選手にスポットを当てた視点は必要であろうか。そもそもサッカーと言う競技は団体で行うもので、百歩譲ってジダンや中村俊輔、小笠原満男などの正にチームの戦術の核となる選手ならともかくフォワード一人で何とかなる競技ではない。どんな選手がいて彼がどんな成績を上げているのかというのは、ピッチで勝負を決するのを見届ける身にはさして重要な情報ではないのが分かる。そんなことより、チームがどんな戦術を用いてどのような試合運びを得意としているかの方が重要であろう。そのうえでキーマンとして選手が取り上げられるのが自然な流れだ。

 しかしこの高校サッカーという舞台がJリーグへの登竜門として無理に位置づけられている以上、この風潮は変えれない。はたして、高校サッカーで活躍した選手がプロでいきなり活躍した例はいくつあるだろうか。そもそもJリーグの舞台は高卒の選手がいきなり活躍できるほど温いものではないし、ユース出身でない限り今は大学を経てプロ入りするのが一般になっている。

 入場者数40102人。同じ会場で行われた天皇杯の決勝が44066人であったことからその注目度の異常さが伺える。鹿児島では高校サッカー決勝の視聴率44%を記録したそうだ。普段は代表戦も見るかどうか分からない人でさえこの試合を何らかの形で注目していたとみれる。この宣伝効果を利用して、ライト層といわれるにわかファンにもっとサッカーの真髄となる面白さを伝えることは出来なかったのだろうか。選手にスポットを当てたところでそれは芸能情報でありサッカーの話題は成立しないことに気づくべきだ。

 サッカー部ひとつまともに運営できない事実と密接に関わっている気がしてならない。

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