アルテ高崎vsカターレ富山:観戦レポート

JFLの底辺チーム

高崎駅から1時間に2・3本のバスに揺られて30分、最寄の停留所から徒歩10分。アクセスは決して良いとはいえない。蹴られたボールと共に砂が舞い、ベンチの代わりにパイプ椅子が並べられる。トップリーグの華やかさはなく、いかにもJFLで最下位を譲り合うチームのホームらしい。唯一、華を添えていたのは寒空にも関わらず青のシャツを身にまとい、楽しそうに歌うカターレ富山サポーターと、少数ながら最後まで声を張り続けたアルテ高崎サポーターだ。しかしアルテ高崎はサポーターが数人しかいないのは仕方がないとして、あまりにも寂しすぎやしないか。駅や街の様子を見る限り、ザスパのザの字も無かったので同じ群馬県を本拠地にするザスパ草津に人気を取られているわけでもないらしい。サービスどころか運営スタッフすら充実している様子もなく、アルテ高崎の懐事情が伺える。
浜川

単純明快カターレ富山

午前中に私用があったため、スタジアムに着いたのはキックオフ直後だった。心踊る私の目の前に広がったのはとてもゆるい試合だった。カターレ富山アルテ高崎、同じカテゴリとは思えないぐらいに力の差があり、もがくアルテ高崎を手のひらで転がすかのようにカターレ富山が得点を重ねていく。ワンサイドゲームではなかったのに関わらず結果は5-0。チームと言うより個々の技術と経験の差がそのままスコアに反映された形だ。

今回、カターレ富山の試合を初めて見させていただいた。前線に張り付いた攻撃陣が淡々とDFの裏へ飛び出す機会を伺う様は分かりやすくて滑稽だった。張り付いた全員があからさまなオフサイドで抜け出すたびに声を出して笑ったものだ。至って単純明快な戦い方なのだが、これが前線に人数を割いてリスクを犯して点を取りにいきたいアルテ高崎を苦しめた。今回は楽に戦うことが出来ていたが、強豪相手にはどう戦うのか非常に興味深い。

一番驚いたのは、カターレ富山のサポーターの数だ。新幹線を利用すれば一度の乗換えで来れるとはいえ、50人以上のサポーターが終結していた。カターレ富山は観客動員に苦戦しているという情報しか知らずに来てしまったので尚更である。立地面で似たような状況として2006年にJFLの開幕戦でもあったHonda FCvsFC岐阜を思い出したのだが、その時でも浜松に駆けつけたFC岐阜のサポーターはそこまで多くなかった。カターレ富山の未来は明るいようだ。

ファジアーノ岡山が連敗

ファジアーノ岡山が敗れた。前節に続く連敗である。これにより暫定ながらカターレ富山が勝ち点57で2位に躍り出る。試合終了後にアナウンスされたファジアーノ岡山の前半終了時のスコアを聞いて、カターレ富山からは歓喜が上がっていた。しかし明日はわが身とは正に、今は次節の相手の勝利を喜ぶがよい。サッカーの神様はまだ遊び足らないらしいから気をつけて。明日、ガイナーレ鳥取が勝利するとファジアーノ岡山に黄色信号が灯る。

Jリーグ参入戦線:勝ち点積み上げシミュレーション

勝点 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65
2 富山 0-0-3 0-1-2 0-2-1 1-0-2
0-3-0
1-1-1 1-2-0 2-0-1 2-1-0
3 栃木 0-0-4 0-1-3 0-2-2 1-0-3
0-3-1
1-1-2 1-2-1 2-0-2
1-3-0
2-1-1 2-2-0 3-0-1 3-1-0
4 岡山 0-0-3 0-1-2 0-2-1 1-0-2
0-3-0
1-1-1 1-2-0 2-0-1 2-1-0 3-0-0
5 鳥取 1-0-3
0-3-1
1-1-2
0-4-0
1-2-1 2-0-2
1-3-0
2-1-1 2-2-0 3-0-1 3-1-0 4-0-0

表内は残り試合が「1勝2分3敗」なら「1-2-3」と表記している

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