地域リーグ決勝大会:グループリーグ組み合わせ決定!

最後となった中国地域枠は佐川急便中国SCに決定

 10月26日、中国地域リーグ最終戦が行われ、注目された中国地域からの2枠目は大方の予想通り佐川急便中国SCが獲得した。佐川急便中国SCは既に決勝大会進出が決定しているレノファ山口と対戦し敗れたが、3位のFC宇部ヤーマンが4位のNTN岡山に敗れ、NTN岡山と勝ち点で並んだが得失点差わずか1で佐川急便中国SCが上回ったため佐川急便中国SCが2位をキープする形となった。これで決勝大会に出場する全てのチームが出揃う形になった。

中国地域リーグ最終順位

チーム名


1 レノファ山口 38 +30
2 佐川急便中国SC 32 +24
3 NTN岡山 32 +23
4 FC宇部ヤーマン 30 +5
5 デッツォーラ島根 26 0
6 日立笠戸 17 -23
7 マツダSC 17 -20
8 JFEスチール西日本 9 -20
9 広島フジタSC 9 -12
第32回地域リーグ決勝大会出場チーム一覧
利用枠 チーム名 出場回数
北海道1 ノルブリッツ北海道 5年連続5回目
東北1 グルージャ盛岡 2年連続3回目
全社1 NECトーキン 2年連続2回目
関東1 FC町田ゼルビア 2年連続2回目
補欠(関東2) 日立栃木ウーヴァSC 初出場
北信越1 AC長野パルセイロ 3年ぶり3回目
東海1 静岡FC 7年連続7回目
補欠(東海2) 矢崎バレンテ 2年連続3回目
関西1 バンディオンセ加古川 4年連続8回目
関西2 アイン食品 5年ぶり3回目
中国1 レノファ山口 初出場
中国2 佐川急便中国SC 3年ぶり2回目
四国1 カマタマーレ讃岐 2年ぶり2回目
九州1 沖縄かりゆしFC 5年ぶり3回目
九州2 V・ファーレン長崎 2年ぶり2回目
補欠(全社2) ホンダロック 2年連続3回目

決勝大会の組み合わせが決定!

 お待ちかね、地域リーグ決勝大会のグループリーグの組み合わせが決まっている。北九州で開催されるAグループは本命だらけの死のグループ、鳥取で開催されるCグループは本命がいない裏・死のグループと言えるだろう。BグループはV・ファーレン長崎、DグループはFC町田ゼルビアが本命か。決勝大会グループリーグは11月22日から3日間、中立地でそれぞれ集中開催される。中日なしで行われるのでベンチやベンチ外の選手を含めたチーム全体の力と真の勝負強さが問われる。そして各グループリーグの首位のみが石垣島で開催される決勝ラウンドに出場することが出来る。4分の1。実質、グループリーグで全てが決まるといっても過言ではない。

第32回地域リーグ決勝大会グループ分け一覧
A AC長野パルセイロ ホンダロック 沖縄かりゆしFC バンディオンセ加古川
B カマタマーレ讃岐 日立栃木ウーヴァSC V・ファーレン長崎 アイン食品
C レノファ山口 静岡FC グルージャ盛岡 NECトーキン
D 佐川急便中国SC FC町田ゼルビア 矢崎バレンテ ノルブリッツ北海道

A:激戦必至!事実上の決勝ラウンド

Aグループ:本城陸上競技場(北九州市)
チーム名 リーグ戦成績 2004 2005 2006 2007
AC長野パルセイロ 11-2-1/+44 GL(2)
ホンダロック 13-2-2/+48 GL(3)
沖縄かりゆしFC 15-1-2/+40
バンディオンセ加古川 13-1-0/+41 FR(1) GL(3) FR(4)

リーグ戦成績は各地域リーグの成績を「勝数-分数-負数/得失点差」という形式で表している。2004?2007の項目はその年の決勝大会での成績でグループリーグ敗退なら「GL」、決勝ラウンド敗退なら「FR」と表記。丸カッコ内の数字はそのグループリーグおよび決勝ラウンド内で取得した勝ち点を表す。以下のB?Dグループ一覧の見方も同様である。

 Aグループは右から左までJFL昇格の本命がずらりと並んだ。どのような順位になってもおかしくない。それでも本命は勢いのあるAC長野パルセイロと盤石のバンディオンセ加古川に絞られるか。このグループを突破出来ればJFL昇格はもとい、そちらでも十分に戦っていけるだろう。

 AC長野パルセイロは激戦区である北信越リーグを勝ち抜いてきたことに加え、先日の全社では圧倒的な力で優勝を果たし、過密日程でもしっかりと結果が残せることを証明した。本大会でも安定した戦いが期待できる。

 バンディオンセ加古川は全社こそ敗退しているが関西リーグを無敗で乗り切っており、その圧倒的な戦力を裏付けている。また、2005年、2007年とグループステージ突破を経験しており、グループステージ突破の極意を得ているといっても過言ではない。前回は決勝リーグに進出しながらも得失点差で涙を呑んでいる悔しさを胸に2年連続のグループリーグ突破を目指す。

 沖縄かりゆしFCは同じく激戦区である九州を勝ち抜いた強豪でもあるが全社ではターンオーバーに失敗し、選手層の薄さに不安が残る。しかし逆にその1試合の大切さは全社で痛感しているはずなので、その経験はここで生かさなければいけない。そしてホームタウンでの決勝リーグに向けて何とか首位に滑り込みたい。

 ホンダロックは全社で大敗したAC長野パルセイロを再び相手にしなくてはならず、いやなイメージが残るのは否めない。逆に同じ全社では初戦でバンディオンセ加古川に勝利しており、いいイメージもある。同じリーグで戦っている沖縄かりゆしFCを含め本グループの全てのチームと今期対戦していることが吉と出るか凶と出るか。監督の采配にも大きな責任が委ねられるだろう。また、一度この大会を勝ち抜いている(後に降格)という経験は他のチームにはないものである。

B:V・ファーレン長崎がグループステージ突破へ

Bグループ:県立春野総合運動公園(高知市)
チーム名 リーグ戦成績 2004 2005 2006 2007
カマタマーレ讃岐 13-1-0/+58 GL(0)
日立栃木ウーヴァSC 8-2-4/+5
V・ファーレン長崎 14-3-1/+66 FR(1)
アイン食品 9-1-4/+21

 まるでV・ファーレン長崎のために組まれたグループになった。この組み合わせならV・ファーレン長崎の実力であれば確実に突破しなければならない。しかし四国リーグを圧倒的な成績で勝ち抜いてきたカマタマーレ讃岐も、天皇杯でモンテディオ山形を困らせた日立栃木ウーヴァSCも侮れる存在ではないのは確かだ。カマタマーレ讃岐は同じ四国内での開催ということで前回のような無勝点無得点での敗退は避けたい。アイン食品を含め、3チームはどこかでV・ファーレン長崎の足元をすくいたい。

C:東北か東海か中国か・・盟主が演じる四つ巴

Cグループ:とりぎんバードスタジアム(鳥取市)
チーム名 リーグ戦成績 2004 2005 2006 2007
レノファ山口 10-5-0/+28
静岡FC 10-4-0/+33 GL(3) GL(3) GL(3) GL(4)
グルージャ盛岡 12-2-0/+55 GL(3) GL(0)
NECトーキン 12-1-1/+53 GL(0)

 Aグループに目が行きがちだが、拮抗しているという意味でこちらも死のグループと言えるだろう。決勝大会常連の静岡FCと、東北から図抜けた成績を収めているグルージャ盛岡NECトーキンの3つ巴か。それとも中国リーグ初優勝で本大会初出場のレノファ山口が勢いそのままに突破するのか。各地域リーグを断トツの成績を収めてきた4チームの対戦とあり、各地域のレベル差を計るという意味でも要注目のグループだ。最後まで拮抗した展開が予想され、北信越と九州を差しおく新興勢力が芽生えうるという意味で一番楽しみなグループでもある。

D:ストップ町田!盤石の企業チームがFC町田ゼルビアに挑む

Dグループ:コカ・コーラ ウエストスポーツパーク(鳥取市)
チーム名 リーグ戦成績 2004 2005 2006 2007
佐川急便中国SC 10-2-3/+26 GL(0)
FC町田ゼルビア 12-2-0/+47 GL(5)
矢崎バレンテ 9-2-3/+25 GL(3) GL(4)
ノルブリッツ北海道 9-4-1/+35 GL(0) GL(2) GL(0) GL(0)

 本命は関東で断トツの強さで優勝したFC町田ゼルビアだろう。このグループもBグループ同様、FC町田ゼルビアのためのグループになったと言える。しかし矢崎バレンテ佐川急便中国SCも確実に勝てる相手ではない。全社の成績で言えば矢崎バレンテは優勝したAC長野パルセイロと引き分けており、佐川急便中国SCは対戦相手に恵まれたとはいえベスト8まで進んだ実績がある。両者とも各地域リーグ2位の成績で本大会に出場しているが、グループリーグを突破する実力は秘めているはずだ。ノルブリッツ北海道は今年こそ汚名を返上したい。

日本で一番狭い門

 いよいよ今季最大の山場が訪れる。本命、対抗、穴馬とマルバツをつけることは容易いが、スポーツの結果はその時々で変化をするもので、相対してみないと分からないもである。当たり前の事だが、それだからこそ人はサッカー、スポーツの勝敗に熱狂できる。16チーム中、JFLに上がれるのはたった1?3チームだ。各地域リーグを死ぬ気で突破してきたベスト16のうち4分の3のチームはたった3日間のグループステージで泣き寝入りすることになる。非常に酷な話だが、JFLへの入り口というのは日本サッカーのシステムの中で最も狭い門であるゆえ仕方がないことなのだ。この門を広げる方法を挙げるとしたら、Jのつく場所に行って日本のサッカーをもっと面白くしてくる事を挙げる。私はここからJリーグを面白くしたい。

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