全国社会人サッカー選手権大会第1日総括

決勝リーグ進出組みが相次いで敗退!

第1回戦結果
バンディオンセ加古川 1-5 ホンダロック
サンクFCくりやま 1-9 Y.S.C.C
ヴォルカ鹿児島 4-1 伊勢PERSONA.FC
FC京都BAMB1993 1-0 日立栃木ウーヴァSC
サウルコス福井 1(1EX2)1 FC秋田カンビアーレ
佐川急便SC 3-1 三洋電機徳島
クラブ・ドラゴンズ 1-0 滋賀FC
AC長野パルセイロ 1(4PK3)1 矢崎バレンテ
V・ファーレン長崎 0(2EX0)0 静岡FC
FC町田ゼルビア 1-3 AS.ラランジャ京都
NTN岡山 0-3 NECトーキン
ノルブリッツ北海道 1-3 浜松大学FC
JAPANサッカーカレッジ 5-0 トヨタ自動車北海道
高商クラブ 0-5 東邦チタニウム
奈良クラブ 0-3 松本山雅FC
tonan前橋 2(3-2)2 沖縄かりゆしFC

 全社大会の1日目が終了した。特徴的なのが決勝リーグ進出が決定しているチームの相次ぐ敗退だ。勝ち残ったのはAC長野パルセイロV・ファーレン長崎のみ。しかしV・ファーレン長崎の相手は静岡FCであるため参考にならない。やはりこの大会に向けてのモチベーションを保つのは難しいのか。本日観戦した沖縄かりゆしFCがまさにその状況で、気持ちが入らないままズルズルと失点を重ね、焦って点を取り出したのが残り10分間。沖縄かりゆしFCの場合は斉藤がスタメンでなかったことから、主力の温存を図っていたのかもしれないが、それにしても低調だった。

 そして昨日紹介したJリーグを目指しながら決勝リーグ入りを逃しているクラブの中で残ったのは5チーム中2チーム。とはいえそのうちの奈良クラブは相手が悪かったから仕方がない。その2チームはお伝えした松本山雅FCヴォルカ鹿児島である。なんとも寂しい結果になってしまったがこれが現実だろう。

奈良クラブvs松本山雅FC

 あまりにも力の差がありすぎてレヴューするポイントは殆どない。力の差というのは個々の身体能力や足元の技術もそうだが、試合運びにしても松本山雅FCのパーフェクトゲームといえる。奈良クラブは県リーグからの参加となったが、奈良クラブこそ、この大会に参加することに意味があったのだろう。Jリーグを目指すにあたり地域リーグトップクラスのチームを肌で感じる機会はなかなかない。特に関西地区ではバンディオンセ加古川しかそのレベルにないため尚更難しい。貴重な経験となったはずだ。

 それはサポーターにも言える。今回、10人程度のサポーターが駆けつけていた。自身もJ1のクラブのサポーターであるので少ない人数での応援の難しさはよく分かる。しかし奈良サポーターはどれだけ押し込まれてもその声を絶やすことがなく最後まであきらめてなかった。彼らは将来、サポーターの核となって奈良クラブのゴール裏を引っ張っていくことになると思う。今日に限らないが今の思いをいつまでも忘れずに、Jリーグ屈指の素晴らしいゴール裏を作っていってほしい。松本山雅FCサポは自身も始めてお目にかかったのだが、温かくて気持ちがよかった。試合終了後のエール交換はそんな両サポーターらしくて気持ちがよかった。

tonan前橋vs沖縄かりゆしFC

 「情けない」というのが正直な感想だ。2分で2点が取れるぐらいの力があるのなら、なぜ最初から取りにいかなかったのか。と言いたいところだが、これが沖縄のチームの難しさなのかもしれない。スタート時のコンディションは決してよいとはいえなかった。片やtonan前橋は新幹線1本で来れてしまう。今思えばその差だったのかもしれない。しかし斉藤将基をベンチスタートさせたのは松本山雅FC戦を見据えた温存でtonan前橋ぐらいは何とかなるだろうという気持ちの表れにも見える。選手がどのような気持ちで望んだのかは分からないが、初戦の難しさはこれでよく分かったはずだ。これが地域リーグ決勝大会でなくてよかったということで気持ちを切り替えてほしい。

 tonan前橋はよく完成されたチームだった。うまく中央に囲い込んでボールを奪い、サイドから攻める。そのサイド攻撃もおなじくサイド攻撃を主体とした沖縄かりゆしFCを相手にして負けていなかった。相手の出だしが低調だったことも助かったことだろう。県リーグ所属というのが疑わしいぐらいだ。とはいえ、2点差を追いつかれたのは評価できない。これが地域リーグと県リーグの力の差だろう。この調子で頑張っていただきたいと言いたい所だが次の相手は松本山雅FC。今日の様子を見るとかなり厳しいと言わざるをえない。

第2回戦展望

 決勝リーグに進出するクラブが殆どいなくなったため、本大会は全社枠を狙う大会としての位置づけがより一層深まった。そしてここで連日開催の難しさが現れてくることになる。次に振るいにかかるのは選手層が薄いチームだろう
。となると戦力的に低いと思われる県リーグの浜松大学FCtonan前橋の突破は難しいだろう。同じ理由で関西、中国勢もあやしくなる。ここからがデスマーチの本領発揮だ。

第2回戦組み合わせ
ホンダロック vs Y.S.C.C
ヴォルカ鹿児島 vs FC京都BAMB1993
FC秋田カンビアーレ vs 佐川急便中国SC
クラブ・ドラゴンズ vs AC長野パルセイロ
V・ファーレン長崎 vs AS.ラランジャ京都
NECトーキン vs 浜松大学FC
JAPANサッカーカレッジ vs 東邦チタニウム
松本山雅FC vs tonan前橋
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