急ぎすぎたJリーグ参入

夢のJリーグで突きつけられた現実

 本日のエルゴラッソに、「契約満了選手続出の背景と思惑」と題して大量解雇を行ったFC岐阜徳島ヴォルティスが比較する形で取り上げられている。その内容を簡単に説明する。共に15人の選手を解雇した両チームだが、FC岐阜は経営難からの仕方がない大量解雇であり、徳島ヴォルティスは3年連続J2最下位という成績を受けた補強をするための大量解雇だという。結果的にはチームの若返りを図る形になる両チームだがその意味は全く異なる。共にJ2発足後に参入した新参クラブ。エルゴラッソを購入できる地域の方は是非、読んでいただきたい。

ここからJリーグ-エルゴラ

急がば回れ!FC岐阜に続いてはならない

 「毎年昇格」という快挙でするするとJリーグ参入を決めたFC岐阜に対する非難の声は少なくはなかっただろう。岐阜出身の私自身も昨年のJリーグ参入認可は信じがたいできごとであり、気持ちは喜びよりも不安の方が占めていた。JFL在籍時に既に2億あまりの債務を抱えている赤字クラブをわざわざJリーグに入れる必要があったのか。散々無理と言われ続けていたにも関わらず、JリーグはFC岐阜の参入を認めた。参入が発表された昨年、FC岐阜とJリーグでどのようなやり取りがあったかは不明だが、Jリーグ入りを急ぎすぎた故の読みの甘さが自らの首を絞めることとなった。

 FC岐阜の悪例でJリーグ参入を急ぐことが良いことだけではないことが明らかになった。今年に限って言えば栃木SCカターレ富山ファジアーノ岡山とも悪い噂は聞かないので心配はしてない。しかしJFLや地域リーグにはFC岐阜のような突貫工事でJリーグ入りを目指しているクラブがあるのが現状だ。Jリーグの門はいつでも開かれている。夢の舞台で心置きなく躍動するためにも、しっかりとした経営基盤をつくり、余裕をもってJリーグ参入を目指していただきたい。

責任を示したJリーグ

 JリーグがFC岐阜に対して公式試合安定開催基金から5000万円の融資をすることを発表した。これにより、Jリーグは債務超過のFC岐阜を加盟させた責任をとったと認識している。もう言い訳は通用しない。足元をしっかりと固めて、スピード参入を決めたようにFC岐阜のスピード回復に期待している。FC岐阜は岐阜県の数少ない明るい好材料なのだから。

経営難の岐阜に5000万円融資…Jリーグ理事会/スポーツ報知

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