JFL後期第16節:残りひと枠!カターレ富山が参入圏内確保

カターレ決めた!ファジアーノ待った!

 地域リーグ決勝大会で話題を独占してしまったが、JFL参入を賭けた熱闘が繰り広げられている最中にも、JFL後期第16節が行われた。カターレ富山MIOびわこ草津を下して4位以内を確定した。一方、同様に4位以内を自力で確定できたファジアーノ岡山はホームに栃木SCを迎えたが勝ち点を一つ重ねるのが精一杯でチャンスを逃している。それを追うガイナーレ鳥取は聖地東山にTDK SCを迎え撃つと、大量4得点を奪い得失点差で優位に立ち、最終節での逆転参入の可能性を僅かながら引き寄せた。

JFL後期16節結果
SAGAWA SHIGA FC 1-1 Honda FC
FC刈谷 0-3 ソニー仙台FC
ファジアーノ岡山 0-0 栃木SC
ニューウェーブ北九州 2-1 横河武蔵野FC
MIOびわこ草津 1-2 カターレ富山
FC琉球 1-4 流通経済大学
ガイナーレ鳥取 4-0 TDK SC
三菱水島FC 0-1 佐川印刷SC
アルテ高崎 2-1 ジェフリザーブズ

カターレ富山:「企業発Jリーグ」の新しい形

 カターレ富山は「アローズ北陸」と「YKK AP」という共に富山を本拠地にしたJFLの強豪同士の合併で出来たクラブチームだ。2つの大企業の合併でできたこのチームは、Jリーグ準加盟クラブが最も苦手とする財政基盤の面でよい評価を得ており、懸念されていた観客動員も全く問題がないため、来季のJ2入りは栃木SCと共に確実視されている。JFL強豪の企業チームが転身してJリーグに参入するのは大塚製薬徳島ヴォルティスとしてJリーグに参入して以来となる。ちなみにチーム発足1年でのJリーグ参入は近年のシステムでは最短記録となる。

JFL3?5位の順位:後期第16節終了時

チーム


3 カターレ富山 61 +25
4 ファジアーノ岡山 59 +20
5 ガイナーレ鳥取 57 +22

岡山か鳥取か

 残るひと枠は4位のファジアーノ岡山と5位のガイナーレ鳥取で取り合う形になる。ファジアーノ岡山は次節となる最終節で勝利するかガイナーレ鳥取が引き分け以下で4位が確定する。ガイナーレ鳥取は勝利を条件に、ファジアーノ岡山が引き分け以下の場合4位に滑り込むことが出来る。岡山の絶対有利は変わらないが、ここ数試合の勝敗を見るとどちらに転んでも不思議ではない。最終節はファジアーノ岡山カターレ富山と、ガイナーレ鳥取流通経済大学とそれぞれ敵地で対戦する。両チーム共に難敵が相手となるが、とにかく勝つしかない。勝負強さを発揮できるのはファジアーノ岡山ガイナーレ鳥取か、最後は気持ちだ。

岡山と鳥取が4位以内となるための最終試合の条件
岡山 岡山 岡山
鳥取 岡山 岡山
鳥取 岡山 岡山

「岡山△」「鳥取○」で勝ち点が並んだ場合、既に鳥取が得失点差で岡山を上回っているので鳥取が上位に立つ。

 一応、ことわっておくと、4位以内に入ったからといってJ2に参入できるとは限らない。4位以内になった上で入会審査をパスしなければいけない。過去には愛媛FCが当時の基準である2位以内を確保しながらも審査で通らなかったという事実があるので油断は出来ない。最も、近年は4位以内でも可となったように全体的に緩くなっているようだ。しかし、その緩い審査で入会したFC岐阜が1年目にして苦しんでいる事実もある。慎重な意見が出ても不思議ではなく、特に厳しい評価が下っているガイナーレ鳥取は4位以内になったとしても安心は出来ない。

 J2に何チームが参入できるかが関わってくるのが地域リーグの決勝大会ファイナルラウンド組みだ。審査の如何により昇格枠が変動するので決勝ラウンドで2位や3位になったからとてJFLに昇格できるとは限らないのだ。ところで、この審査が行われるのは決勝ラウンド終了後である。日程上仕方がないのだが、決勝ラウンドで目標の順位が定まらないまま試合に望まなければならないのはいかがなものだろうか。

Jリーグ参入チーム数と地域決勝リーグ上位の扱い
Jリーグ参入
チーム数
地域決勝1位・2位 地域決勝3位
0 自動昇格 JFL16位と入替戦
1 自動昇格 JFL17と入替戦
2 自動昇格 JFL18位と入替戦
3 自動昇格 自動昇格
関連ニュース
関連試合
関連レポート

検索

Twitter

Facebook