地域リーグ決勝大会Cグループ:2日目

順当なのか、波乱なのか

 初めからこの展開を予想していた人が居たら是非、話を伺いたい。レノファ山口FCの前評判は何だったのだ。最も、自分も実際にレノファ山口FCの試合を見たのは今回が初めてなので、「レノファ山口FCは大した事ない」という風潮にまんまとはめられた被害者のひとりなわけだ。AグループはAC長野パルセイロが、BグループはV・ファーレン長崎が順当に王手をかけ、Cグループは松本山雅FCvsレノファ山口FC、DグループはFC町田ゼルビアvs矢崎バレンテの勝者が一位となる。いよいよ面子が揃ってきた。

地域リーグ決勝大会一次ラウンド2日目結果
Cグループ レノファ山口FC 2-1 グルージャ盛岡
Cグループ 静岡FC 1-2 松本山雅FC
Aグループ AC長野パルセイロ 2-1 沖縄かりゆしFC
Aグループ ホンダロック 0-0
5PK4
バンディオンセ加古川
Bグループ カマタマーレ讃岐 0-2 V・ファーレン長崎
Bグループ 日立栃木ウーヴァSC 1-1
4PK5
アイン食品
Dグループ 佐川急便中国SC 2-6 矢崎バレンテ
Cグループ FC町田ゼルビア 1-0 ノルブリッツ北海道

レノファ山口FCvsグルージャ盛岡」レポート:浅はか過ぎた鶴を相手にレノファが順当に勝つ

レノファ山口FCvsグルージャ盛岡:スタメン
レノファ山口FCvsグルージャ盛岡:前半終了
レノファ山口FCvsグルージャ盛岡:試合終了

 グルージャ盛岡には昨日「松本山雅FCの前に攻撃の手を見せなかった」と評させていただいた。前言撤回させていただく。グルージャ盛岡は攻撃の手段を持っていなかった。グルージャ盛岡が見せたのはずらりと並べた6枚の守備陣でボールを奪うと、少ない人数で早い攻撃を目指す、いわゆる「カウンター」というリアクションサッカー。おかげで逆転されてからは引いた相手に対して全くと言ってもいいほど何も出来ていなかった。

 確かに、前線には佐々木や加藤、松田、金子というボールキープが出来る選手が構えており、ある程度の崩しは出来る。東北リーグでは14試合8失点という堅い守りを武器にして勝ち進んできたが、地域リーグのチャンピオンが集う大会でこの戦いが本当に通用すると思って臨んだのか疑問だ。

 レノファ山口FCは今日も一貫して、これでもかと言うほどにサイドをえぐる。それがグルージャ盛岡の守備とて結果的には関係なかった。寧ろサイドを起点にポストプレーやオーバーラップをかけられて崩れないほうがおかしい。レノファ山口FCのサイド攻撃はそれぐらい完成度が高い。逆に、やはり守備には難があるのは変わらない。ラインの統率が上手くいっておらず、今日も縦パス一本で裏を取られたのが失点に繋がっている。

決勝大会

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静岡FCvs松本山雅FC:スタメン
静岡FCvs松本山雅FC:前半終了
静岡FCvs松本山雅FC:試合終了

 大サポーターを抱えるのも大変である。ただ、勝利するだけでなく、観客を喜ばすことも考えなければいけない。せっかく先制したのにすぐに振り出しに戻してロスタイムに決勝点。ここまですれば盛り上がらないわけがない。手の込んだことをするものだ。結果的によかったものの、見てるほうは寿命が縮むからやめた方がいい。

 冗談はさておき、地域リーグ屈指の好カードとなったこのゲームは非常に荒れた内容となった。勝つしかない静岡FCは時間がたつにつれてプレーに余裕がなくなり、当たり方に激しさを増す。結果的にイエローカードが飛び交い、2人の退場者を出したのは自滅としか言いようがない。自慢の中央突破も松本山雅FCを崩すには至らなかった。

 松本山雅FCは苦しみながらも何とか勝利を掴んだ形となった。2日目というのに動きが衰える事無く連動してよく動いていた。ちなみにスタメンは前日から吉田に代わって今井が入ったのみであとは同じメンバーだ。2日連続の激闘で最後までもつのか謎である。

決勝大会

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 PKだろうが何だろうが勝てばよい。やる方も見るほうも分かりやすくてよい。ポイントはやはりレノファ山口FCの攻撃が松本山雅FCにどれだけ通用するかというところだろう。静岡FCグルージャ盛岡を崩したその攻撃力は決して侮れない。松本山雅FCは2点ぐらい入るのを覚悟したほうがよい。あとはレノファ山口FCがどれだけ松本山雅FCを抑えられるか。ポイントといいつつ直球ストレートな表現で申し訳ない。静岡FC戦では運や相手の決定力に助けられた形で失点を1に抑えられたものの、松本劇場に乗せられると大量失点も覚悟しなくてはいけない。松本山雅FCはおそらく今日のように後半勝負でくる。レノファ山口FCはできるだけ早い時間で得点し、カウンターに徹するのが現実的な勝ち方となる。

 松本山雅FCは自分たちのサッカーをすれば普通に勝てるはずだ。欲を言えば、相手が前がかりになって空いたサイドの深いスペースを上手に使えると素晴らしい。ここで負けるようであればJFLで通用するはずがないので、その際は色々と諦めたほうがいい。大げさだがそれぐらいの覚悟が必要だ。

決勝大会

 キーマンとなるのは共にスーパーサブとして観客を沸かすレノファ山口FCの「児玉光史」と松本山雅FCの「小澤修一」だ。

 レノファ山口FCの児玉光史はドリブルも出来て少し無理があってもそれなりのシュートも打てる。坊主頭と小柄な体系は非常に印象に残りやすく、彼が交代の準備をするとスタンドにかすかなざわめきが起こる。静岡FC戦では決勝点となる美しいループシュートを決めており、スーパーサブとして申し分ない。今日も幾度となくグルージャ盛岡のDFを抜き去るシーンがあった。彼が入ることで、レノファ山口FCの単調な攻撃にアクセントがつく。

 そして私は小澤修一がスタメンでないのが不思議でならない。彼が入ることでボールが納まり、そこから展開することで攻撃パターンに幅が生まれる。疲れた相手にはこれ以上にない脅威となる。

 この2人は、この2試合で試合の流れを変える重要な役割を果たしてきた。明日は3日目となり体力的にはかなりきついはずだ。こう着したときや流れを変えたいときにしっかりと役目を果たせる選手の投入が鍵となるだろう。

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 非常に位置づけが難しい試合となった。決勝ラウンド進出が不可能となった両チームの言わば消化試合。明日になって顔色を見てみないと分からないが、何とか勝ち点を奪って大会を後にしたいところだろう。結果はずっと残ってしまうので不甲斐ない試合だけはしてほしくない。

 グルージャ盛岡にとって攻めてくる静岡FCは戦いやすい相手だと思うので、そのリアクションサッカーを楽しませていただきたい。静岡FCは一度でもその攻撃が成功するところを見せていただきたいところだ。遠方から来ているファンやサポーターのためにもいいところを見せて大会を終わりたい。

まだまだ続く

 早くも一次ステージは残すところ1試合となった。しかし驚くことなかれ、全部の決着がつくまでにはあと沖縄での3試合ある。短いようで長い戦いはまだまだ始まったばかりである。最後まで目が放せない。

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